【夏編】身近で食べられる野草&果実! オススメ一覧

グルメ

野草といえば春のイメージがありますが、実は夏でも身近な場所に食べられる野草や果実があることを知っていますか?

でも夏は暑くて出かける気になれないという方も多いと思います。

しかし山地や木々の中で野草探しをするのは、案外涼しいもの。

夏の時期のアクティビティの一つとして、野草&果実探しはいかがでしょうか。

植物が青々と育つ夏だからこそ出会える美味しさを探しに出かけてみましょう!

夏の野草採りの注意点

この時期にしか出会えない美味しさを求めて、野草&果実探しへ出かける際も、夏は熱中症対策が欠かせません。

気温の高さだけでなく、その日の湿度や体調も熱中症を引き起こす要因になると言われています。

湿度が高く風が弱い日、さらに急に気温が上がった日には特に注意が必要です。

水分だけでなく塩分補給もしっかり行いましょう。

また、二日酔いや寝不足といった身体の状態も影響を与えると言われています。

楽しみのあまり前日に夜更かししちゃうなんてことがないように、体調を整えておきたいですね。

夢中になると水分補給を忘れてしまう可能性も考えられます。

スマートフォンのアラームを活用するなどして、決まった時間で水分補給を行いましょう。

【夏編】身近にある食べられる野草&果実! オススメ一覧

夏には一体どのような野草に出会えるのでしょうか。

早速ご紹介していきますね♪

ヤブガラシ

採取できる時期6〜8月
生息場所道端や市街地の草地など
特徴・葉の縁がギザギザになっている
・ツルを伸ばして巻き付けながら縦に伸びる
・新芽の部分は赤い

藪を覆いつくし、枯らしてしまう勢いで繁殖するというヤブガラシ。

夏の時期に生育が著しく、見つけられる確率の高い野草です。

ツルを伸ばし巻き付けながら、あちこちに向かって成長していきます。

そんなヤブガラシですが、赤い新芽の部分が食べられます。

アクが強いので下処理は必須です。

山菜ならではのヌメリがあり、おひたしなどに加工するのがおすすめです。

どくだみ

採取できる時期5月頃〜初夏にかけて
生息場所公園、河原など日陰の場所
特徴・独特の匂いがある
・白い小さな花をつける

庭に咲く雑草として厄介がられる どくだみですが、天ぷらやお茶にして食べることができます。

食用にする場合には、花が咲く前のつぼみの頃に収穫しましょう。

この時期のどくだみは、えぐみが少なく食べやすいです。

なお、葉っぱを乾かせば、どくだみ茶にすることも可能です。

乾燥させているうちに独特の香りも飛ぶので、口にしやすくなりますよ。

シソ

採取できる時期6〜9月
生息場所山野や渓流沿いなど
日当たりの良い場所
特徴・長い柄の先に葉をつける
・葉は広卵形で先端にかけて尖っている
・葉の縁はギザギザになっている

天ぷらや揚げ物、炒め物のほか料理のトッピングとしても重宝するシソは、夏に旬を迎えます。

とても繁殖力が強く、良い環境を見つけると毎年そこで成長するので、毎年同じ場所で採取するなんてこともできるかもしれません。

なお、シソには緑色と紫色のものがあります。

緑色のシソは大葉とも呼ばれます。

紫色のシソなら、砂糖とお酢を加えてジュースにしても良いですね。

夏バテが辛い時期に、ミネラル豊富なシソジュースの爽やかな風味で癒されちゃいましょう♪

何かと使えるので長期保管したいシソですが、変色が起こりやすく悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、乾燥から守り鮮度を保つため、水で濡らしたキッチンペーパーを軽く絞りシソを入れ、ジップロックなどの袋に入れての保管をおすすめします。

ミョウガ

採取できる時期6〜10月頃
生息場所野山など
特徴・先の葉が開く前のタケノコのような形をしている
・偽茎(ぎけい)と呼ばれる茎のようなものを伸ばす
・細長い形をした葉には光沢がある

薬味として重宝するミョウガも6〜10月頃に採取されます。

特に夏の時期にかけて収穫されるミョウガは、夏ミョウガと呼ばれることもあります。

みょうがは地下茎を伸ばして広がるのですが、地表には偽茎(ぎけい)と呼ばれる茎のようなものを出します。

そしてそのそばにミョウガが赤い芽を伸ばすのです。

色が特徴的なので、比較的見つけやすそうですよね。

ミョウガには血液循環をサポートしたり、胃液の分泌を活発にする作用もあり、夏バテ改善効果が期待できます。

夏の暑さにすっかりやられているという方は、刻んで料理のトッピングなどちょっとしたアクセントに使ってみてはいかがでしょうか。

カラムシ

採取できる時期5〜8月頃
生息場所道端や空き地、林縁など
特徴・茎の表面には薄い毛が生えている
・葉は大葉のような形をしており、裏側は白っぽい

イラクサ科イラクサ属の植物であるカラムシ。

かつては衣料の原料としても用いられたほど、上質な植物繊維を持つ野草です。

味自体にクセがなく食べやすい一方で、繊維質で硬いというデメリットも……

さらに刻むと少し粘りも出てきます。

細く切り刻んで、納豆やリゾットなどに混ぜ込んで食べるのがおすすめです。

スベリヒユ

採取できる時期7〜9月頃
生息場所畑のあぜ道や道端など
日当たりの良い場所
特徴・茎は赤みを帯びている
・やや太さのある多肉質の茎を持つ
・葉は小さく厚みがある
・黄色い花をつける

スベリヒユは茎の部分が赤く多肉質で、比較的見分けやすい夏の野草です。

畑では雑草として迷惑がられる存在ですが、利尿作用や貧血予防効果があると言われており、世界的に食用とする国も多いのだとか。

茹でてからおひたしにしたり、炒め物に使ったりと比較的アレンジのしやすい野草です。

小松菜やほうれん草などと同じように活用できるので、野草レシピ初心者さんにもおすすめです。

ツリガネニンジン

採取できる時期7〜10月頃
生息場所日当たりがよく水捌けの良い場所
山野や草原、管理された河川堤防など
特徴・白色や淡紫色の釣鐘形の花を咲かせる
・葉は細長く縁がギザギザしている

花が釣鐘のような形をしており、根の部分が朝鮮人参のように見えることから、ツリガネニンジンと呼ばれる植物も夏に旬を迎えます。

葉の部分が山菜ですので、柔らかい葉を選んで摘み取りましょう。

葉の部分は細長い形をしており、縁がギザギザとしているため比較的見つけやすい山菜だと言われています。

手でちぎって採取すると茎の先端から白っぽい液が出てくるのが特徴です。

ちなみに根の部分には鎮咳作用の効果があり、乾燥させ漢方薬として用いられます。

摘み取った葉はおひたしや天ぷら、和えもの、炒め物などにアレンジできます。

アクはありませんが、独特の風味がありクセになる味わいです。

マタタビ

採取できる時期6〜7月
生息場所山地や渓谷など
特徴・黄緑色の実をつける
・葉の表面だけ白っぽい
・梅のような花をつける

猫のイメージが強いマタタビも夏の時期に採取できる野草です。

マタタビは黄緑色の実の部分と、葉の部分が食べられます。

葉の部分は天日干しにして乾燥させ、お茶にするのもおすすめです。

関節痛の改善や疲労回復効果が期待できると言われています。

実にはわさびのような辛味があるので、薬味として使うほか、漬物にして食べるという方法があります。

大人の方であれば、お酒にして楽しむのも良いですね。

まとめ

以上、夏に身近で食べられる野草&果物をご紹介しました。

危険な暑さの日には、屋外に出ないことが推奨されます。

しかし、毎日家の中にいては運動不足が気になりますよね。

気温や体調と相談して、少し野草探しに出かけてみるのも良いかもしれませんね。

この時期にしか味わえない美味しさに出会えますように。

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