わが子が来年から中学生に。成長を喜ぶとともに、思春期という難しい時期への突入で不安もいっぱいです。
勉強や恋愛、友達関係と心配の種は尽きませんが、何より今、親の私が頭を悩ませているのは「スマートフォン」です。
中学校入学とともに、スマホを持たせるという家庭がとても多いと聞きます。
でもこのまま周りに流されて、スマホを持たせてしまっていいのかな。
中学生にスマホは本当に必要なのかどうか、まわりの父母たちに聞いてみたので、今一度一緒に考えてみましょう。
中学生の子どもにスマホを持たせている親。その理由は…。
中学生のスマホ所有率
今やクラスの8~9割がスマホを持つ時代と言われています。実際に昨年の所有・利用状況の結果を見ても、中学生では約7割が所有しているということがわかります。

出典:平成30年2月内閣府「平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(速報)」
最近では小学生でもキッズ携帯ではなく、スマホを持っている子が多いとも聞きます。
小学校高学年から中学生にかけてが、スマホデビューの目安なのでしょうか。
実際に持たせている親たちに、その理由を聞いてみました。
スマホ所有に賛成派。その理由は「仲間はずれがこわいから」
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賛成派とはいえ、ネガティブな理由が目立ちます。
やはり仕方なく…という気持ちが大きいようですね。今はフィルタリング機能もあり、「ある程度は制限できるから」という理由もありました。
スマホ反対派。その理由は「平和に暮らしたいから」
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【実際にこんなトラブルがありました】
- 返信が遅いことに腹を立てて、毎回送信取り消しをする子がいる。嫌がらせのつもりだと思う。
- スマホのオンラインゲーム内で、嫌がらせをされた。戦闘系のゲームで集中的に狙われたり、仲間はずれにされたりした。
- コミュニティサイトで知り合った人から、執拗に会おうと迫られて怖くなった。
- 親が知らないうちに勝手にゲームで課金していた。
- いつのまにかグループラインの自分以外が他にグループを作って、そこで会話していた。
- 家庭内でルールがない子が多く、夜中に何度もラインが送られてきた。
この他にも、たくさんトラブルは起こっています。下記の資料に一度目を通してみてくださいね。
→→インターネットトラブル事例集(平成29年度版)
総務省 総合通信基盤局 消費者行政第一課 青少年担当
トラブルに巻き込まれないために親ができること
子どもが勝手に使えないように、親がしっかり管理をするということが大事ですね。
実際にどんなルールを作っているのか、どんな方法で子どもたちを守っているのか聞いてみました。
【親子で決めたルール】
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こんなスマホなら持たせてもいいかも…。
もしスマホを子どもに与えるとしたら、安心して利用できることが一番ですよね。
おそらくラインがメインでしょうから、格安スマホがリーズナブルでおすすめです。
子ども向け格安スマホというものも登場しているので、かなり安心感がありますよね。
おすすめ | 月額(税抜) | 機能 |
端末込みでおよそ2,425円 | 見守り機能が大充実!フィルタリングはもちろん、利用時間の制限も。 | |
端末代なしで基本料金1,110円~ | SNSとLINE使い放題。フィルタリング最高峰のiフィルターが無料。 | |
端末代なしで基本料金1,980円~ | 電波状況が安定している。フィルタリング機能無料。 | |
端末代なしで基本料金1,980円~ | 通信速度が速い。フィルタリングアプリ「あんしんフィルター」が無料。 |
フィルタリング機能(見守り機能)ができること
- 不適切なウェブサイトをブロック
- アプリ利用制限
- 利用時間の制限
- 居場所確認
- スマホの利用状況(どんなサイトを見ているか、歩きスマホをしているか)がわかる。
- 保護したい個人情報を登録しておくと、うっかり流出が防げる。
これだけの機能があれば、持たせてもいいのかなと思えてきますね。
家族のルールを決める、してはいけないことを教える、など家族内でコミュニケーションをとりながら利用していくことが大切ですね。
まとめ
子どもにスマホを持たせるか、持たせないか、どちらにもメリット・デメリットはありますね。
お子さんの性格上、持たせたほうがいい、持たせないほうがいいという判断もあると思います。
「人に流されない」というしっかりとした意思が親子ともにあれば、持たせないことも可能だと思います。しかし、毎回スマホのことでけんかになるという状況も避けたい…。
まだ筆者自身は答えが出ていません。進学したクラスにもよるでしょうし、臨機応変に対応できるようになりたいなと思います。
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