冬キャンの必需品ストーブですが、中でも人気の高いアルパカストーブをご存知ですか?
韓国製のストーブで個人輸入でしか手にできなくても、コスパとランニングコストの良さから知る人ぞ知るストーブなのです。
なんとそんなアルパカストーブが、2019年11月より日本正規品として正規代理店で購入できるようになりました。
「こんな朗報…もう買うしかない!」と思ってしまいますが、果たして日本正規品のNEWアルパカストーブの実力やいかに!?
これまでの商品や、他社の人気ストーブと比較しながら、その魅力に迫ります。

NEWアルパカストーブとアルパカストーブの違いは?
これまでのアルパカストーブと、2019年11月に登場したNEWアルパカストーブはどのように異なるのでしょう。
キャンパー達の間で話題になっている理由として、大きく5つの理由が挙げられます。
[box class="green_box" title="NEWアルパカストーブの特長"]
- 日本正規代理店から購入が可能に
- 安心保証付き
- JHIA規格をクリアしている
- PSCマークを取得している
- 仕様がグレードアップ
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聞き馴染みのない単語もあるかと思いますので、それぞれ詳しくご紹介していきますね。
日本正規代理店から購入が可能に
まず最大の違いと言っても過言ではないのが、日本で正規代理店から購入できるようになった点です。
冒頭でもお話したように、元々アルパカストーブは韓国製品であるため、これまでは個人で購入するしか方法がありませんでした。
しかし2019年11月に正規代理店より購入できるようになったのです。
もちろん説明書も韓国語だったのですが、日本語版のものがついて来るようになっています。
さらに製品自体が日本仕様となったのも嬉しいポイントではないでしょうか?
具体的にどんなところが変わったのか、以下でお伝えしますね。
安心保証付き
これまで、保証がなかったため壊れた時には自分で直すしか方法がないというのがデメリットだったアルパカストーブ。
しかしこの度、1年間のメーカー保証が付けられました。
さらに初期不良の場合には、送料も負担してくれるとのことですので、万一の場合にも安心ですね。
JHIA規格をクリアしている
まずJHIAとは、一般財団法人日本燃焼機器検査協会という機関を指しています。
JHIAでは燃焼機器等の品質性能に関する検査・研究等を行っており、設けられた厳しい規格をクリアした製品にのみ認証が与えられるのです。
NEWアルパカストーブは、このJHIA規格をクリアしているので、安全面でも問題なく使えると言えるでしょう。
アルパカとどいたぜ!
安心のJHIA認証版!この組み合わせ最強じゃない?
まだ五徳を買ってないけど、ダッチの中にシチューとか具材いれといてさ焚き火やなんやしてるうちに完成してるとか最強やん(あくまで想像やけど) pic.twitter.com/7bVQMrUSBv— かずや (@kazuya090) December 14, 2019
PSCマークを取得している
PSCマークのPSCは「Product Safety of Consumer Products」(消費生活用製品の安全)の略称です。
私たちが日常使う製品・用品の中で、構造や材質、使用状況などから消費者の生命・身体に特に危害を及ぼす恐れが多いと認められる製品は、事業者の自主検査などが義務付けられ、国の定めた技術基準に適合しないと販売できません。
(中略)
10品目のうち家庭用の圧力鍋及び圧力釜、乗車用ヘルメット、登山用ロープ、石油給湯器、石油風呂釜、石油ストーブの6品目は、事業者が自主検査で技術基準に適合していることを確認し、販売に際して丸形の「PSCマーク」(図:左側)を貼り付けることになっています。
乳幼児用ベッド、携帯用レーザー応用装置(レーザーポインター等)、浴槽用温水循環器、ライター(平成23年9月から)の4品目については「特別特定製品」として指定し、事業者の自主検査に加えて第三者による適合検査を義務付けています。マークはひし形(図:右側)になります。
同様のマークとして、電気製品を対象とした「PSEマーク」、ガス製品を対象とした「PSTGマーク」「PSLPGマーク」があります。
国の定めた条件をクリアしたストーブにだけ与えられるPSCマークですが、これまでのアルパカストーブには付いておらず、万一の場合への不透明な部分もありました。
しかし日本正規代理店での販売に際して、日本の厳しい基準をクリアしPSCマークが貼り付けられるように改良されたのです。
より一層、安全になったといえますね。
仕様がグレードアップ
このように日本での販売に際して、日本基準の安全性を備えた点で仕様がグレードアップしました。
もちろんデザインの面でもより一層、安全性を考慮して改良されています。
改良された点がコチラ!
[box class="green_box" title="デザイン改良点"]
- 天板部分とグリップスプリングが一体化
- 今までなかった中間版が付き、安全ガードがさらに頑丈に
- 油量計が見やすく、給油口キャップがしっかり装着可能に
- 上板受け部分が安全に
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Twitterで実際に購入した方の口コミをチェックしてみると、確かにデザインが少し変わっていますね。
冬キャンに備えてストーブ買った!アルパカストーブ国内仕様! pic.twitter.com/wDfMm8jV7s
— ねぎさん△ (@11Yamaryo) December 14, 2019
NEWアルパカストーブと他社人気ストーブの違いは?
アルパカストーブと比較検討されるアウトドアに人気のストーブに、トヨトミ レインボーストーブ、フジカ ハイペット、アラジンストーブが挙げられます。
なんとこの4種類のストーブ、どれも非常に人気が高く、四天王と呼ばれているそう…
今まさにどれにしようか悩んでいるという方のために、それぞれの特長を比較してみました。
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メーカー・品番 | NEWアルパカストーブ TS-77JS-C | トヨトミ レインボーストーブ RL-250 | フジカ ハイペット KSP-229-21C-J2 | アラジンストーブ BF3911 |
暖房出力 | 3.0kW | 2.5kW | 2.5kW | 2.68kW |
暖房目安 | 13~17㎡ | コンクリート9畳(15.0㎡)まで 木造7畳(11.5㎡)まで | コンクリート10畳(16.5㎡)まで 木造8畳(13.2㎡)まで | コンクリート10畳(16.5㎡)まで 木造7畳(11.5㎡)まで |
連続燃焼時間 | 約10時間 | 約20.2~40.2時間 | 約10〜12時間 | 15時間 |
サイズ (高さ×幅×奥行き) | 405×350×350mm | 485.7×388×388mm | 432×310×310mm | 551×388×405mm |
重量 | 約6.6㎏ | 約6.2kg | 約5.5kg | 約8.5kg |
タンク容量 | 3.7L | 4.9 L | 4.1L | 4.1L |
対震自動消火装置 | あり ※しん降下式 | あり | あり | あり |
点火方法 | 点火用ライター又はマッチ | 電子点火 | 点火用ライター又はマッチ | 点火用ライター又はマッチ |
その他 | 暖房出力が高く暖かい | 7色の光が浮かび上がる ガラス円筒を採用 | 電話注文のみ | 青い炎で柔らかく暖かい |
それぞれに特長とメリットデメリットがあるので、アウトドアでの使用頻度や、キャンプの実施場所によって商品選びを行う必要があります。
ただし比較して分かるのは、コンパクトで暖かいというのがNEWアルパカストーブの魅力ですね。
アルパカストーブとデザインも似ていて、非常に口コミ評価の高いフジカハイペットですが、電話注文のみの受付で、なおかつ人気のあまり数ヶ月待ちとのことで断念される方も多い商品です。
もちろんアウトドアにおすすめのストーブはこれだけではありません。
「色々と調べ過ぎて分からなくなって来た…」
という方には、こちらの記事でストーブの選び方をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
NEWアルパカストーブと他社人気ストーブの口コミ比較
SNSに上がっている口コミから、実際に使用したキャンパーたちのリアルな声を集めてみました。
ぜひ商品選びの参考にしてみてくださいね。
アルパカとトヨトミの比較
アルパカとトヨトミのストーブは比較している方が多い印象を受けました。
アルパカの方がコンパクトで暖かいと感じている人も多いようで、寒い場所で使う機会の多い方や、収納スペースや持ち運びに使用する車の荷台の広さに余裕がない方には、ぜひアルパカをおすすめしたいです。
しかしトヨトミの魅力はなんといっても、デザイン性の高さと7色の光の美しさ…。
どちらも捨てがたいのは事実です。
[voice icon="https://best-outdoor.style/wp-content/uploads/2020/09/fukidashi_AI_09.jpg" name="口コミ" type="l"]
トヨトミのレインボーあまり暖かくないという話がチラホラ
今アルパカにしようか絶賛悩みようとです
引用:Twitter
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[voice icon="https://best-outdoor.style/wp-content/uploads/2020/09/fukidashi_AI_04.jpg" name="口コミ" type="r"]
アルパカTS231対トヨトミKS67
まずはやはりサイズでアルパカに軍配、高さよりもタンク部がストンとしてるのが積載にだいぶ関わってきますからね。さて、あとは火力だな! pic.twitter.com/xE39Meym2F— まぺ@深爪の床屋 (@mpe1127) October 1, 2020
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[voice icon="https://best-outdoor.style/wp-content/uploads/2020/09/fukidashi_AI_03.jpg" name="口コミ" type="l"]
日本仕様のアルパカか迷いに迷って、結局最終的には見た目の好みでトヨトミにしました
引用:Twitter
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アルパカとフジカの比較
アルパカとフジカの口コミを見ていると、本命はフジカだけれど納期まで待てないのでアルパカを選ぶという方が多いことが分かります。
日本での正規代理店ができ入手しやすく保証も付いたことで、より一層アルパカに決めやすくなったのではないでしょうか。
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フジカちゃんも良いんですが1年待ちらしいので、NEWアルパカが候補に挙がってます
引用:Twitter
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[voice icon="https://best-outdoor.style/wp-content/uploads/2020/09/fukidashi_AI_07.jpg" name="口コミ" type="l"]
以前から電話での予約販売だけで数ヶ月待ちと言われていた様ですが、今は1〜1年半とも聞きますもんね!
個人的には使う幕にも寄ると思いますが、暖かさで言えばアルパカの方がフジカより暖かいと感じます。
引用:Twitter
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[voice icon="https://best-outdoor.style/wp-content/uploads/2020/09/fukidashi_AI_06.jpg" name="口コミ" type="r"]
NEWアルパカストーブ。実物見てみると思ったよりコンパクト✨これで友達のフジカに対抗できる🔥そして噂どおりダサいケース笑
今年はG-Stoveとこのアルパカでぬくぬくキャンプだぜ⛺
早く冬になれ😆#アルパカ #キャンプ #薪ストーブ pic.twitter.com/r3rxKAcHpG— 拓ちゃん(釣りの師匠募集) (@takuya_no3) August 28, 2020
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アルパカとアラジンの比較
ブルーの炎に癒されるアラジンのストーブは、サイズが大きく燃料がたくさん入るため、寒い地域での使用にぴったりです。
さらにレトロなデザインで人気が高いのですが、存在感のあるサイズと価格に悩む口コミが見受けられます。
手軽にストーブを手に入れたい方や、そこまで寒い地域では使わないので安い方が良いという方には、アルパカが使いやすくおすすめです。
[voice icon="https://best-outdoor.style/wp-content/uploads/2020/09/fukidashi_AI_01.jpg" name="口コミ" type="l"]
アラジンのガスストーブは可愛くてコンパクトで惹かれるけど
燃焼時間とか考えるとやっぱり可愛い所でアルパカかなー
悩むところだな
引用:Twitter
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[voice icon="https://best-outdoor.style/wp-content/uploads/2020/09/fukidashi_AI_05.jpg" name="口コミ" type="r"]
かなり暖かくて車載容量に優しいのはアルパカ
燃費が良くてオシャレでカッコイイのはアラジン
引用:Twitter
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[voice icon="https://best-outdoor.style/wp-content/uploads/2020/09/fukidashi_AI_06.jpg" name="口コミ" type="l"]
四天王の特徴などをまとめると
・アラジン→美しい、大きい、お高い、対流式
・レインボー→かわいい、やや大きい、やや高価、対流式
・ハイペット→かっこいい、小さい、買えない、遠赤外線
・アルパカ→無骨、小さい、やや安価、遠赤外線
パワーは上3機が2.5~6kwで、アルパカのみ3kw超えの高出力。
引用:Twitter
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まとめ
以上、NEWアルパカストーブについてご紹介しました。
キャンパーの選ぶアウトドア用ストーブとして、冬になるとSNSでも話題となる四天王の中でも、特にコスパが良いと口コミ人気の高いアルパカストーブ。
しかしこれまで韓国製であるため、個人輸入以外に日本国内では購入できませんでした。
そんな話題の商品がいよいよ正規代理店の開設により、2019年より日本でも正式に購入できるようになりました。
去年は知らなくて買えなかった方はもちろん、今年からアウトドアにハマった方も、この冬のキャンプにNEWアルパカストーブを取り入れてみませんか?
ストーブ選びに悩んだ時には、こちらにおすすめのストーブをまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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