味噌汁や味噌煮など、日本食に欠かすことのできない味噌。
万能かつ栄養素の高い調味料として、私たちの生活に欠かすことのできない存在です。
味噌は、赤味噌や白味噌、甘味噌や辛口味噌など地域によって色や味が異なります。
さらに、全国的に米味噌が多い中、九州・四国地方では麦味噌が主流だったりと地域性があって面白い食品ですよね。
しかし味噌といっても、製法によってもいろいろな種類があることを知っていますか?
こちらのページでは、数ある味噌の中から健康意識の高い方におすすめの無添加味噌についてご紹介します。
無添加味噌とは?

無添加味噌とは、大豆・米または麦・塩だけを使って作られた味噌を言います。
※その他、糀、酵母、乳酸菌を除くといった味噌作りに欠かせない原料は使用されます。
保存料や出汁などの添加物を加えずに作られています。
シンプルな製法で作られる無添加味噌ですが、職人さんの技術と時間をかけて作られるため、非常に味わい深いのが特徴です。
健康のために添加物を控えたいという方はもちろん、小さなお子さまの食事など無添加味噌を使用してみてはいかがでしょうか。
添加物の影響・危険性・リスクについて

無添加と聞くと身体に良いような気がしますよね。
せっかく食べるならと、添加物のなるべく少ない食品を選んで購入している方も多いのではないでしょうか。
ただ漠然と身体に悪いイメージのある添加物ですが、日本ではおよそ1000種類ほどの添加物が使用許可を得ています。
認定基準が異なるため、単純に比較することは難しいですが、ヨーロッパ各国で使用される添加物が300種類程度と言われています。
この数字からも、日本の食品がいかに添加物を含んでいるのかが理解できます。
しかし、長期間鮮度を保ったり、より手軽に美味しい食品を作るために添加物が使用されているのが実情なのです。
実際に、海外では病気へのリスクがあると使用を禁止されている添加物も、日本では何の問題もなく使用されていることもあります。
添加物を含んだ食品を食べ続けると、私たちの健康にどういった危険性やリスクをもたらすのでしょうか。
発がん性
食品に色付けする目的で使用される着色料(タール色素)。
しかし、その着色料の種類が昭和に比べて減っているのです。
昭和には使われていた着色料に、発がん性があることが分かったためです。
今現在も安全だと考えられている着色料は引き続き使用されていますが、今後発がん性リスクが明らかとなり使用中止となる可能性もゼロではありません。
さらに、添加物は胎児に障害をもたらす可能性があるとの指摘もあります。
タール色素に限らず、添加物を摂取しすぎると胎児の発育を阻害してしまうことが考えられます。
タール色素は、アイスクリームやゼリー、菓子パンといったお菓子類や、ウインナーやハムなどの加工肉と私たちの生活に欠かすことのできない食品に含まれています。
妊娠中は食べられるものも限られますし、甘いお菓子を食べてリフレッシュしたい気持ちも十分に理解できます。
ただ、お腹の赤ちゃんのことを考えると、添加物の少ない食品を選びたいですね。
病気のリスクを高める
ショートニングやマーガリンを使用したパンや菓子に含まれる「トランス脂肪酸」
言葉自体は耳にしたことがあるという方も多いと思います。
トランス脂肪酸は、心筋梗塞や脳卒中、認知症といった病気のリスクが高まると言われています。
そのため、アメリカや台湾、カナダ、イギリス、スイスなどでは、禁止または使用制限がかかっているのです。
海外で使用を禁じられている添加物が、日本で普通に使用されているのはなんだか怖いですよね。
組み合わせによる長期的なリスク
添加物の使用が盛んになったのは戦後からです。
そのため、まだ歴史が浅く、日々の食事で添加物が体内に蓄積された結果どんな影響をもたらすのか、よく分かっていないのです。
さらに、組み合わせて摂取することでどんな影響を及ぼすのかも、よく分かっていないというのが正直なところ……
ひとつひとつは安全だったとしても、組み合わせによる危険が発生する可能性が考えられます。
分からないということほど怖いものはありませんよね。
添加物は何十年も摂取し続けていくことで、少しずつ体の中に蓄積されていきます。
単体では安全でも組み合わせることにより、体に何かしらの問題を発生させる可能性がある以上、できる限り摂取は控えたいものです。
味噌に使われる添加物の危険性やリスクは?

添加物が身体に悪影響を及ぼす可能性があるということは分かりました。
それでは味噌には一体どんな添加物が加えられ、どのような危険性やリスクが考えられるのでしょうか。
アミノ酸
旨味を強める目的で使用されるアミノ酸。
ただし、摂取しすぎることで発がん性の高まりや味覚が落ちるといった問題が発生すると言われています。
元々は昆布や鰹節などの中にある旨味成分ですが、それらを化学的に合成したり抽出して使用することで、より短期間で販売できるようにしています。
そのため、味噌以外でも醤油や粉末出汁など数多くの食品・調味料に使用されています。
味がしっかりしていて美味しく感じるのですが、合成された旨味に慣れてしまうことで本来の味覚を失ってしまう可能性も考えられます。
小さな子どもの食事には、特に避けたい添加物ですね。
ソルビン酸
長期保存を目的として使用されるソルビン酸は、味噌以外にもはんぺんなどの練り物や、ハム、ソーセージなど加工品をはじめ多くの食品に使用されています。
食品だけでなく、歯磨き粉やシャンプー、化粧品などの「防腐剤」として使用されることも……
多くの製品に使用されるソルビン酸カリウムは、亜硝酸との組み合わせが危険視されています。
他の添加物と混ざることで発がん性をもつ可能性があるためです。
特にハムやソーセージに含まれる亜硝酸との組み合わせは危険だと言われており、できれば単体でも摂取は控えたい添加物です。
無添加味噌のおすすめ商品10選!
それではここからは、シンプルな材料を使って丁寧に作られた、おすすめの無添加味噌をご紹介します。
オーサワの国産立科麦みそ

滋賀・岡山・佐賀産の大麦と、秋田産の大豆を使用して作られるオーサワの麦みそ。
1年以上の長期熟成期間を経て作られる味噌は、甘みが強く淡赤茶色なのが特徴です。
味噌汁はもちろんそのまま野菜につけて食べるのもおすすめです。
味噌自体の味がしっかりしているので、野菜と味噌だけというシンプルな組み合わせでも美味しいですよ◎
原材料 | 大麦(滋賀・岡山・佐賀産)、大豆(秋田産)、食塩(オーストラリア産) | 塩分 | 10.8% |
内容量 | 3.6kg | 賞味期限 | 冷暗所で6ヶ月 |
オーサワの有機立科麦みそ(カップ)

こちらは、先ほどご紹介した麦味噌を作っているオーサワの麦みそです。
先ほどの味噌と異なるのは、有機大麦と有機大豆を使用しており有機JAS認定品だという点です。
より素材にこだわりたい方は、こちらのタイプをおすすめします。
味噌作りにかける時間やこだわりは変わりなく、1年以上の長期熟成期間を経て作られているので、味噌ダレや野菜炒めの味付けとしても重宝します。
原材料 | 有機大麦(岩手産)、有機大豆(岩手・青森産)、食塩(オーストラリア産) | 塩分 | 10.8% |
内容量 | 750g | 賞味期限 | 冷暗所で6ヶ月 |
味噌蔵から即納!無添加 愛媛の麦みそ

四国や九州地方で食べられる麦味噌は、麹をたっぷり使った自然な甘口の味わいが特徴。
はだか麦・大豆・食塩に麹といった国産原料を使って作られた麦味噌は、淡色系でヘルシーと評判です。
塩分は8.8%と低めでありながらも、深いコクと旨みが感じられます。
さらに、麦には白米の20倍もの食物繊維が含まれているため、腸内環境改善にもおすすめです。
自然な甘さが感じられるため、煮込み料理や味噌漬けなどどんな料理にも合わせやすく、今お使いの味噌と合わせ味噌にしてマイルドな味わいを楽しむことも◎
原材料 | はだか麦・大豆・食塩(全て国産) | 塩分 | 約8.8% |
内容量 | 麦みそ500g(すり)×5 | 賞味期限 | 製造より12ヶ月 |
九州こだわり無添加みそ 750gカップ

続いてご紹介するのも麦味噌です。
麦味噌の本場九州 熊本で、味噌作りを行うホシサンは、創業100年超の老舗です。
地元の人に長年愛される理由は、麹が生み出す優しい甘みなんだそう。
素材はもちろん水にもこだわり、阿蘇の大自然の恵を受けた地下水を使用しています。
甘み・旨み・香りの三拍子揃った味噌と多くの人を惹きつける味わいにも、納得がいきますね。
ホシサンの無添加味噌は、麦麹と米麹の合せみそです。
二種類以上の麹が混ざり合うことで生まれるまろやかな風味をお楽しみください♪
原材料 | 大麦、米、大豆(遺伝子組換えでない)、食塩 | 塩分 | ー |
内容量 | 750g | 賞味期限 | 半年 |
味噌(みそ)お試しセット 三種 200g×3個(選択)

100%国産原料にこだわって作られた星六の味噌は、まんが『美味しんぼ』でも紹介された名品です。
メディアでも取り上げられるなど、常に注目を集める理由は、信頼できる素材を使用し、昔ながらの手法で一つ一つ丁寧に作られるため。
いつもと同じように味噌汁を作っても、味が全く違うと口コミでの評判も非常に高いのです。
一体どんな味がするのか、自分の舌で確かめてみたくなりますね。
こちらで購入できるのは、昔造り味噌・米味噌・麦味噌の3種類。
さらに1年もの・2年もの・3年ものと熟成期間も自由に選ぶことができます。
全9種類から3種類選んで食べ比べができますので、ぜひそれぞれの風味の違いを実感しながら、お気に入りの味を探してみてくださいね。
原材料 | ・JAS認証米 秋田県産ヒトメボレ ・秋田県産大豆リュウホウ ・新潟県産大麦 ・伊豆大島産の塩「海の精」 ・赤穂の天塩 | 塩分 | ー |
内容量 | 味噌(200g)×3個(選択) | 賞味期限 | 6ヶ月(未開封) |
オーサワ 有機立科米みそ 750g

先ほどもいくつかご紹介したオーサワの味噌ですが、麦味噌だけでなく米みその取り扱いもあります。
国産の有機米と有機大豆を使用し、1年以上長期熟成して作られた米味噌は、有機JASの認定品にもなっています。
味としては、風味よく甘みがあり、クセがないためどんな料理にも使いやすいのが特徴です。
原材料 | 有機米(秋田・滋賀・富山産)、有機大豆(岩手・青森・秋田産)、食塩(オーストラリア産) | 塩分 | 11.2% |
内容量 | 750g | 賞味期限 | 冷暗所で6ヶ月 |
ふるどの天然醸造みそ700g

続いてご紹介するのは、福島県のマルマン醸造が作る天然醸造味噌です。
国産の大豆・米・食塩を使用し作られるのは、東北の米麹味噌。
東北の味噌は辛口であることが多いのですが、こちらの味噌は米麹がたっぷり入っているためやさしい甘みを感じるのが特徴です。
また、自然の温度で長期熟成させる昔ながらの製法で、丁寧に作られています。
どこか懐かしさを感じるような味が楽しめるので、いろいろなお料理に活用してみてはいかがでしょうか。
原材料 | 大豆(国内産)、米(国内産)、食塩、酒精 | 塩分 | ー |
内容量 | 700g | 賞味期限 | 7ヶ月 |
【ふるさと納税】無添加味噌詰合せ(麦みそ、合わせみそ、玄米みそ、米みそ各1kg、総合計4kg)

ふるさと納税で取り扱いのある鹿児島県日置市の無添加味噌は、全4種類の詰め合わせです。
九州の定番麦味噌に、麦と米の合わせ味噌、さらに玄米味噌と米味噌がセットになっています。
様々な味を食べ比べできるだけでなく、料理によって味噌を使い分けるなんて贅沢もできますね。
いずれの味噌も国産原料にこだわり、余計なものは加えずに作られています。
身体を気遣った食事がしたいという方におすすめの、ふるさと納税返礼品です。
原材料 | ・麦味噌:はだか麦(四国産)、大豆(九州産)、食塩 ・合わせ味噌:はだか麦(四国産)、米(国産)、大豆(九州産)、食塩 ・玄米味噌:玄米(国産)、大豆(九州産)、食塩 ・米味噌:米(国産)、大豆(九州産)、食塩 | 塩分 | ー |
内容量 | 各1kg×4種類 | 賞味期限 | 180日 |
無添加 まぼろしの味噌 熟成麦 500g × 3個 山内本店

山内本店の「まぼろしの味噌 熟成麦」は、九州産の良質な国産原料(大豆、大麦、塩)と阿蘇伏流水を使用して作られます。
素材にこだわって丁寧に作られるため、深いコクと濃厚な旨味を楽しめるのが特徴。
鮭のちゃんちゃん焼きなど、麦の風味を生かしたお料理に使うのもおすすめなのだそう。
1982(昭和57)年の限定販売以来、40年近く愛されてきたくせになる味わいをぜひお試しくださいね。
原材料 | 大麦(国産)、大豆(遺伝子組換でない)(国産)、食塩(国産) | 塩分 | 100gあたり10.5g |
内容量 | 500グラム × 3個 | 賞味期限 | ー |
オーサワ 有機立科玄米みそ 750g

有機玄米・有機大豆と食塩で作られるオーサワの玄米みそは、有機JAS認定品です。
玄米を使用することで、風味の良い旨み・甘みがあるのが特徴。
また、粒が残って味わい深い逸品です。
玄米には亜鉛やマグネシウム、鉄分といったミネラル成分とビタミン類が豊富に含まれます。
そのため、玄米味噌は便秘解消や抗がん、糖尿病などの生活習慣病の改善にも効果が期待できると言われています。
味噌汁や野菜スティックなど、色々なレシピで毎日の生活に取り入れたいですね。
原材料 | 有機玄米(秋田・滋賀産)、有機大豆(岩手・青森産)、食塩(オーストラリア産) | 塩分 | 11.8% |
内容量 | 750g | 賞味期限 | 冷暗所で6ヶ月 |
まとめ
以上、おすすめの無添加味噌をご紹介しました。
味噌は、地域ごとに原料や味が異なるため、食べ慣れた味があるかと思います。
しかしこの機会に、全国各地の無添加味噌を色々と試してみるのも面白いかもしれませんね。
寒くなる時期です。
味噌を使った温かい料理で、心も体も温めてくださいね♪
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