安心安全な食への興味や、健康意識が高まっています。
すでに有機野菜や無農薬野菜を選ぶようにしているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、調味料の安全性については盲点だったりします。
実は調味料は、安価で提供したり、短期間で製造することを目的として添加物が含まれていることが多いのです。
そこで今回は、数ある調味料の中からみりんに含まれる添加物のリスクについてお話しします。
無添加みりんとは?

本来、みりんはもち米、米麹、焼酎、醸造アルコール、水あめなどを使用し作られます。
2ヵ月~数年と長い期間を費やして作られ、自然な甘みを楽しめるようになります。
ただし製造の際、アルコール発酵を目的として醸造アルコールを加えるため、アルコール度数は13.5~14.5%と非常に高くなります。
そのためみりんには1Lあたり20円ほどの酒税が科されており、少しお値段が高くなる傾向にあります。
そこでなるべく短期間で作れて、低価格で提供することを目的として作られたのが、みりん風調味料や発酵調味料と呼ばれる調味料です。
水あめ、糖類、米、米麹を使用する点では本みりんと変わりませんが、調味料、酸味料などの添加物が加えられています。
一方でアルコール濃度がそこまで高くなく、醸造途中で塩を加えて酒として飲めないようにしているため、酒税の負担なく安価で購入できるというメリットがあります。
添加物の影響・危険性・リスクについて

日本ではおよそ1000種類ほどの添加物が使用を認められています。
認定基準が異なるため、単純に比較することは難しいですが、ヨーロッパ各国で使用される添加物が300種類程度なのだそう。
安心安全なイメージの強い日本の食品ですが、実は添加物を含んだ食品が非常に多いのです。
実際に、海外では病気へのリスクがあると使用を禁止されている添加物も、日本では何の問題もなく使用されていることもあります。
添加物を含んだ食品を食べると、私たちの身体にはどのような影響やリスクがあるのでしょう。
添加物を摂取することによる危険性の中で、特に気になるのが以下の3点です。
添加物が盛んに使用されるようになったのは戦後以降と言われています。
使われはじめてからの歴史が浅いため、添加物への危険性やリスクも分かっていない点が多いのです。
実際にかつて使われていた添加物の中に、発がん性があることが分かり現在使用されていないものもあります。
現在使用を認められている添加物にも、不透明な部分があるというのが実情です。
添加物を摂ることで病気を誘発してしまったり、胎児に何かしらの障害をもたらす可能性も考えられます。
さらに単体は害のない添加物だったとして、組み合わせて使用することでどのような影響を及ぼすかまで調査が進んでいません。
全てが悪というわけではありませんが、摂取しないに越したことはないという状況です。
みりんに使われる添加物の危険性やリスクは?

みりん風調味料や発酵調味料にはグリシンやコハク酸と呼ばれる添加物が含まれることがあります。
いずれも通常の生活における摂取量程度であれば問題はないと言われています。
しかし過剰摂取により、呼吸筋にマヒが起こる可能性や嘔吐の可能性も指摘されているため、注意が必要です。
みりん風調味料や発酵調味料だけでなく、本みりんにも水あめ、醸造アルコールといった添加物が使用されます。
その水あめや醸造アルコール自体にも添加物が含まれている可能性もあります。
例えば水あめの中には、穀類やイモ類からデンプンを取り出した後、デンプンをアミラーゼまたはシュウ酸で分解して糖化して作られるものがあります。
このように工業的に作られることで安全性に問題があるのではと危惧する声も上がっています。
気になる方は、「米水あめ」または「麦芽水あめ」と表記された商品を選ぶ必要があります。
無添加みりんのおすすめ商品7選!
それではここからは、体のために無添加みりんを選びたい方におすすめの商品をご紹介します。
無添加で選ぶなら本みりんですが、本みりんはさらに昔ながらの伝統的製法と近代的な工業的製法に分けられます。
1年以上の手間ひまをかけて作られる伝統的製法の本みりんは、お値段が少し張りますが、深い旨味が感じられるのが特徴です。
一方、工業的製法で作られる本みりんは加圧蒸煮や高温液化といった技術を駆使して短期間で作られます。
比較的安価ですので、味よりもコスト面を重視したい方におすすめです。
オーサワの発酵酒みりん(720ml)

オーサワの発酵酒みりんは、お酒とみりんが合わさった調味料です。
これ一本で味が決まるので、料理の手間も省けて便利と評判のアイテム。
使用している材料は、国産の米・米麹と食塩だけというシンプルさも魅力です。
煮物、焼き魚・煮物などへはもちろん、デミグラスソースにも使えます。
洋食レシピに加えるとどんな味になるのか、ぜひご自身の舌で確認してみてはいかがでしょうか。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産)、食塩 | アルコール分 | 8.0%以上 |
内容量 | 720ml | 賞味期限 | 常温で1年 開封後90日 |

白扇酒造 福来純 伝統製法 熟成本みりん 1800ml × 2本 熟成3年
江戸の昔から美濃で寝酒として愛飲されてきた本みりんを、変わらない伝統的な手法で作っている福来純 伝統製法熟成本みりん。
仕込みに90日、熟成に約3年と長い時間をかけて丁寧に丁寧に作られます。
その味わいはとても深く、これまで使ってきたみりんとは全く別物だと驚くことでしょう。
メディアでも紹介されるほどの美味しさですが、使用する素材は至ってシンプル。
国産のもち米と米麹、米焼酎のみです。
これだけシンプルな素材から作られたと思えない味わいは、お値段以上の価値を感じると口コミの評判も非常に高い本みりんです。
原材料 | もち米(国産)、米麹(国産米)、米焼酎 | アルコール分 | 13度以上14度以上 |
内容量 | 1800ml × 2本 | 賞味期限 | ー |
福光屋 福みりん 純米本味醂 本みりん 720mL

福光屋 福みりんは、使用するもち米や米麹にもこだわった本みりんです。
石川県産のもち米のみを原料にした蒸米と、契約栽培の酒造好適米「フクノハナ」のみを原料にした米麹を使用しています。
糖類を加えていないのに甘みがあり、料理の味わいをより深くしてくれます。
みりんといえば煮物など和食のイメージが強いですが、洋食・中華料理等にもよく合い、飲んでも美味しいのだそう。
一体どんな味がするのか気になる方は、ぜひ試してみてくださいね♪
原材料 | もち米(石川県産)、米麹(フクノハナ(兵庫県豊岡市出石町産)、醸造アルコール | アルコール分 | 13.5~14.5度 |
内容量 | 720mL | 賞味期限 | ー |

九重味淋 純三河本みりん 500ml × 4本
みりん業界最古の240余年の歴史を誇る「九重味醂」
九重味醂の本みりんは、愛知県三河産ココノエモチ、米こうじには愛知県三河産あいちのかおり、しょうちゅうには愛知県三河産うるち米を使用しています。
良い素材を使い、伝統的な醸造方法で丁寧に時間をかけて作り上げていくことで、香り高い本みりんが誕生します。
甘みを加える調味料としての役割はもちろん、だしの風味や他の調味料のよさを引き出してくれるので、いつもと同じ料理でも違いを感じられます。
一度使ったらその美味しさが忘れられないと、リピーターの多いみりんです。
原材料 | もち米(愛知県産)、米こうじ(愛知県産米)、しょうちゅう(愛知県産米) | アルコール分 | 13.5%以上14.5%未満 |
内容量 | 500ml × 4本 | 賞味期限 |
角谷文治郎商店 三河みりん1.8L×6本入 本みりん

みりん造りの本場 愛知県三河地方で、二百余年の伝統を誇る「角谷文治郎商店 三河みりん」
もち米、米こうじ、本格焼酎(国産米100%使用)というシンプルな素材ですが、長期熟成醸造することにより上品な甘さと芳醇な味わいが感じられます。
口コミには、日々の料理が楽しくなったという声も……
本数が多いので、ご家族やご近所で分けあったりするのにもぴったりですね。
原材料 | もち米、米こうじ、本格焼酎(国産米100%使用) | アルコール分 | ー |
内容量 | 1800ml×6本入 | 賞味期限 | ー |
味の母★無添加味の母(みりん)1.8L
先ほども少しお話ししましたが、みりんは製造方法や使用する材料により、本みりん・みりん風調味料・発酵調味料の3種類に分けられます。
こちらの味の母は、その中でも発酵調味料にあたります。
米と米こうじで「もろみ」を醸成し、糖化をさせて食塩を加える製法で作られています。
加熱しても風味が抜けにくいうえ、アルコールの風味付けの効果も併せ持つので、みりんと酒の2つの調味料を合わせたような商品です。
料理の中でみりんと酒を加える手間がなくなります。
酒とみりんのバランスを考える必要もなくなるので、これ一本でサッと味を整えられる優れものです。
原材料 | 米・米麹・食塩・仕込水 | アルコール分 | ー |
内容量 | 1.8L | 賞味期限 | ー |
九重味淋 本みりん 九重櫻 500ml × 3本
240余年の歴史を持つ九重味淋の「純三河本みりん」は先ほどご紹介しました。
次にご紹介するのは、全国酒類品評会で、唯一、最高の名誉大賞に輝くなど、様々な賞を受賞している「九重櫻」です。
出汁を引き立てる純三河本みりんに対して、九重櫻は素材の味を生かして料理をよりいっそうおいしく仕上げてくれるという特徴があります。
余計なものを加えないからこそ、使用するもち米も厳選し、時間をかけて熟成していくのだそう。
昔からの製法と味を守り続け、数々のメディアでも紹介される話題の本みりんをぜひご家庭で♪
原材料 | もち米(国内産)、米こうじ(国内産米)、しょうちゅう | アルコール分 | 13.5%以上14.5%未満 |
内容量 | 500ml × 3本 | 賞味期限 | ー |
まとめ
以上、無添加みりんについてお話ししました。
食事は私たちの毎日の生活に欠かすことができません。
外食やテイクアウトも手軽で美味しいですが、自身の身体や大切な家族の健康を守るため、日々の食事にもこだわりたいですよね。
もうすでに減塩だったり、無農薬野菜を使ったりと取り組まれている方は、調味料にまで目を向けてみても良いかもしれません。
もちろんこれから食生活を見直したいという方もぜひ、添加物を意識しながらお買い物してみてはいかがでしょうか。
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