
これから「キャンプを始めるぞ‼︎」と思っている方、あるいは「キャンプをやってみたい」などと思っている方々にとって最初の壁は道具を揃える事だと思います。詳しい人にどんなアイテムがいいか聞いたり、雑誌やネットで見たりと色々調べているのではないか思われますが、種類が沢山あり過ぎてよくわからないなんて事になりませんか。一概に道具と言っても、各メーカーから色々な方向性を考慮し、人それぞれのキャンプスタイルに合わせた道具が開発いる訳で、人によって「良い」と思うアイテムが変わってくるものです。
最初はその「自分に合っている道具」の判断が中々難しいと思います。
そこで、そんな迷いをなくす為に、基本的な道具の分類(種類)分けをし、解りやすく解説します。
それによって、自分の目的やキャンプスタイルに合った道具を見つけ、楽しく快適なキャンプライフを過ごせていただければと思います。
では、早速…
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今回は、「 ランタン」について特集したいと思います。
是非参考にしてみて下さい。
基本的にキャンプ場には外灯が無いので、持参の灯り(ランタン)が頼りになります。
種類は大まかに、サイト全体を照らす「大型タイプ」、テント内用の「電池式タイプ」、卓上などを照らす「小型タイプ」に分けられます。
以下に、それぞれの特徴を解説します。
◆ガスランタン

●長所
マントルの用意とガス缶の取り付けが必要となり、あとはバルブを開いて点火。手軽さが魅力です。
大光量モデルならサイト全体を照らす事も可能なので、メインのランタンとしても使用できます。
ファミリーキャンプなどにオススメです。
●単所
気温が低い(10℃以下)と、ガスの気化能力が低下し光源が出にくかったり、点火が困難になる事があります。
寒い季節などは、寒冷地用のガス缶に変える事をオススメします。
◆ガソリンランタン
●長所
ガソリンランタンの魅力は気温の変化等に左右されず常に安定した明るさを確保できる事。
ガスランタンと比較すると同じワット数でもガソリンランタンの方が明るいです。
ファミリーキャンプにオススメ。
●単所
ポンピング(加圧)やメンテナンス等に手間がかかる。
使ってみて慣れれがそれ程でも無いのですが、最初は扱いの面倒さに少しハードルを感じるかも。
比較的大型サイズの物が多いので持ち運びが面倒。
◆灯油ランタン
●長所
灯油ランタンの灯りは、ヒーリング効果がある3000K(ケルビン)の電球色にもっとも近いとされています。柔らかい光源の効果によりキャンプサイト全体の雰囲気作りは最高のアイテム。
デメリットも多いですが、それでも愛用者が絶えないのは、やはりロマンある演出が出来る灯りだからこそでしょう。
●単所
光量が少なく比較的暗いので、メインの灯りとしては使えないでしょう。他に灯りと合わせて、あくまで雰囲気を楽しむ灯りとして考える方が良いです。
比較的大きな物が多く、小型でも持ち運びにはそれなりに面倒。また扱い移動の際にも注意は必要。
◆電池式ランタン
●長所
火を使わないので安全。熱もほとんど無いので手元に置いたりテント内で使用したりと活躍の場は多い。
スイッチONで簡単点灯、手軽さも扱いやすさも魅力。
ライト部分が分割できる物や光源調整可能な物など各メーカーから色々なタイプが発売さている。
●単所
一見、眩しい程の明るさに感じる物もあるのですが、光源範囲が狭い為、灯りに頼って活動できる場は限られる。
電池の持続時間はサイズや各メーカーの使用によってかわるが、何れにしても予備の電池を持参をする必要あり。
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いかがだったでしょうか。初心者の方にとっては、まず「キャンプスタイル」を明確にする事が大切です。大まかに言えば最初はソロキャンプなのかファミリーキャンプなのか程度でも構いません。それだけでも明確になっていれば道具選びも自ずと解ってくるものです。「このアイテムは自分の為にあるようなもんだ‼︎」なんて直感的に思えるような道具に出会えたら購入してみると良いでしょう。大切なのは、自分が「どんなキャンプをしたいか」と「自分のキャンプスタイルに合う道具か」、そして道具は使ってみて初めて気付く事も沢山あります。直感的に感じたモノも含め、色々使ってみると良いと思いますよ。この先長い付き合いとなる相棒のようなアイテムを是非見つけて下さい。
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