【地震の対策方法】いざと言う時の為に備えておくべき大切な事

生活・健康・ダイエット

いつくるか分からない地震。

特に広範囲での巨大地震と津波リスクの高さから人々の関心が高い南海トラフ地震は、国の調査で今後30年以内にマグニチュード8〜9の巨大地震が発生する確率は70〜80%とも言われています。

その他の場所でも、全国各地で予想されている地震の発生確率は非常に高い数値が出されており、日々の備えが求められています。

私は実際に2016年4月の熊本地震を経験しましたが、一瞬にしてスーパーからは食材や水が消えました。

余震も続く不安な状況の中で、食事の心配もしなければならないというのは、あまりに過酷すぎると感じたのを覚えています。

そこで重要なのが、日頃からの備えということになります。

しかしどんなものを用意すれば良いのかと言われると、パッとは思い浮かばないものですよね。

そこで、こちらのページでは、いざという時のために備えておくべき大切なことをご紹介します。

地震の対策方法

地震の対策方法と言っても、今からできることは本当にたくさんあります。

例えば…

  • 家の対策
  • 食事対策
  • 衛生対策
  • 避難対策

このような対策が必要になってきます。

それぞれ具体的にどのような対策を行う必要があるのでしょうか?

家の対策

まず家での被災に備えて最も大切なのが、家具の転倒への対策です。

家の中で地震に遭遇した場合、逃げ道は確保されていますか?

玄関までの避難経路に、道を塞ぎそうなものがある場合にはできる限り移動しておきましょう

またこの時、倒れてきた家具で扉が開かなくならないかにも注意したいですね。

24時間いつおこるか分からない地震。

もしかすると就寝中にやってくるかもしれません。

ぐっすり眠っている時間の揺れでは、目覚めてもすぐに動き出せないですよね。

倒れてきた家具の下敷きとなり、動けなくなってしまう可能性も考えられます。

そこでここでも、倒れそうな家具の移動または固定が必要となります。

できれば布団のそばには大きな家具を置かないというのが理想的ですが、どうしてもスペース的に難しいこともあると思います。

そんな場合には、ホームセンターなどでも手軽に固定グッズの購入ができるので、取り入れてみましょう!

とはいっても何を選べば良いのか分からない…という方も多いと思います。

そこでいくつか代表的な固定器具についてご紹介しますね。

今回は固定器具の中でも代表的なL字金具とねじ、粘着式の固定器具、ベルトやチェーンを使用した固定器具、ポール式器具について比較してみました。

アイテム使用箇所メリットデメリット
L字金具とねじタンスや食器棚などの大型家具比較的手頃な値段で設置できる
強度が高い
壁にネジ穴を開ける必要があるため賃貸には不向き
ネジ穴を開ける壁の材質によっては使用できない
粘着式固定器具テレビなど小型の家具家具や壁にダメージを与えない大型のものには対応していない
ベルト式固定器具冷蔵庫やテレビなど壁から離して設置するもの種類が多い
穴を開けずに使えて強度が高い
強力粘着で壁に貼り付けるものの場合、
壁紙などを傷つけてしまう可能性がある
ポール式器具タンスなど背の高い家具天井に穴を開ける必要がない
背の高い家具も簡単に固定できる
天井との距離が離れすぎていると使えない
天井の強度によっては耐えられない場合も

このように、それぞれの器具には適した家具家電があり、さらにそれぞれにメリットデメリットがあります。

固定したいものと、その置き場所から最適なものを選ぶと良いでしょう。

食事対策

次に重要なのが、食料品の確保です。

首相官邸の災害に対する家庭での備えというページでは、3日分の備蓄を推奨しています。

※大規模災害の場合には1週間分

※出典:首相官邸「災害に対するご家庭での備え〜これだけは準備しておこう〜」

非常食としてここにも記載がありますが、乾パンやビスケット、パンなどどうしても甘いもの中心になりがちです。

毎日甘いものばかりでは、塩気も欲しくなっちゃいそうですよね。

さらに温かい食事の存在というのが、本当に心を癒してくれるんです!

そこでオススメなのが、味噌汁や牛丼、カレーなどのフリーズドライ商品です。

お湯を注ぐだけの簡単調理で手軽に塩分補給ができるので、備蓄アイテムとして重宝してくれること間違いなし!

フリーズドライの食品については、こちらでもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ライフラインが寸断され、いつもと違う状態になった時、心を癒してくれる甘いものもやはり大切です。

非日常な環境で食べるものだからこそ、できるなら普段食べ慣れているようなスイーツを味わいたいですよね。

そこでオススメなのが、日持ちも抜群なスイーツ缶です。

スイーツ缶についてはこちらでもご紹介していますので、商品選びの参考にしてみてくださいね♪

衛生対策

万一避難が必要になった時に使用する非常用持ち出しバッグには、どんなものをいれていますか?

食料や衣料品を中心に入れられていると思うのですが、衛生対策グッズも必要不可欠です

例えば、断水の発生時など避難所では大行列となるトイレ。

特に小さなお子様のいらっしゃる家庭では、突然のトイレに対応できるようにしておく必要があります。

そこで活躍するのが簡易トイレです。

100円ショップでも購入できるのですが、私が熊本地震を経験した時には、すぐに店頭から消えたのを覚えています。

なので日頃から意識しておき、見つけた時に購入しておくことをオススメします。

その他、地震発生の時期によっては、避難所生活での感染予防対策が必要になることもあります。

片付けの際の埃にも対応できるので、マスクの準備も欠かせませんね。

そして意外と使えるのがラップです。

お皿に敷けば洗い物を減らせることや、体に巻けば防寒具にもなるということは知られているかと思いますが、怪我をした時の止血にも使えることをご存知ですか?

包帯の代わりにもなるラップは、ぜひ防災バッグに忍ばせておきたいアイテムですね。

その他、防災バッグに準備しておきたいアイテムについてはこちらにまとめています。

すでに防災バッグをお持ちの方も、中身の点検の参考にしてみてください。

避難対策

地震が起こり避難しなければならない状況となった時にも事前対策が重要となります。

災害時には電話が繋がりにくくなったり、SNSで情報収集するために充電は残しておきたいので、あまりスマートフォンや携帯電話は使えません。

そこで、もし家族がそれぞれ別々の場所にいる時に地震がきた場合には、安否確認の方法や合流場所を決めておく必要があります。

最寄りの学校や公民館への避難を考えている方は、その避難所がどんな災害に対応しているか調べたことはありますか?

実は、豪雨、津波、火山噴火など、災害の種類によって安全な避難場所が異なります

単純に最寄りの避難所に避難するだけでは対応できない場合もありますので、注意が必要です。

また、家族で決めた避難場所へ移動することとなった時、どの道を使って避難するかは決まっていますか?

避難場所は決まっていても、避難経路までは考えていないという方は、ぜひどの道が安全なのか事前に調査しておきましょう!

その際に活躍するのが、各自治体または国土交通省の出しているハザードマップです。

こちらから住所を入力または都道府県より検索をすれば、お住まいのエリアのハザードマップが見られるので、チェックしておきましょう。

また、小さなお子様がいたり、ペットと一緒だったりという理由から、車の中で過ごすこともあるかもしれません。

そんな時には、スマホの充電や冷暖房器具の使用にも使えるポータブル電源が活躍してくれます

アウトドアにも使えるので、日常使いのアイテムとして一つ持っていて損はないでしょう。

地震対策のポイント

さて、実際にどのような備が必要なのかお話ししてきましたが、一度備えればそれで終了とはいかないのが防災です。

特に防災バッグの中身は、家族構成によっても日々変化しますし、非常食の賞味期限もあります

もしかしたら懐中電灯やラジオなどが故障している可能性も考えられます。

そこでポイントとなるのが以下の3つです。

  1. 防災バッグの中身は年に1回のチェックを
  2. 子育て世帯では成長に合わせた備えを
  3. ローリングストックを使ってフードロスを無くそう

まず、防災バッグの中身は年に1回はチェックをし、食品の賞味期限などをチェックしましょう。

点検しようと思っていても、つい後回しにしてしまうという方は、点検日を決めてしまうと良いでしょう。

例えば関東大震災を由来として制定された9月1日の「防災の日」や、年末の大掃除と合わせての点検など、覚えやすい日に設定するのがオススメです。

出典:首相官邸「2005チェックリスト」

また、中身について特に子育て世帯ではより細やかなチェックが必要となります。

お子さんの成長って本当にあっという間ですよね。

そこで下着類やオムツのサイズアウトはもちろん、ミルクから離乳食に変わっていく時期には、発達に応じて食品の変更も必要です。

このようなチェックリストも、各自治体などのホームページに掲載されているので、見落としはないかリストを参考に中身の詰め替えをしてみましょう。

出典:一般財団法人 日本気象協会 トクする!防災

また、新しい防災の心得として推奨されているローリングストックも、大きなポイントとなります。

ローリングストックとは、日常の中に食料備蓄を取り込むという考え方

保存食を備蓄しておくことも、もちろん大切なことではありますが、日常の中に食料備蓄を取り込むという考え方もあります。

普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストックと言います。

ローリングストックのポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。

食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるはずです。

引用:一般財団法人 日本気象協会 トクする!防災

フードロスが防げるだけでなく、日頃から地震への備えをしておくことで、豪雨など思いがけない大災害時にも対応することができます。

また、非常食の調理方法や味に慣れておくという意味でも、とても重要な考え方だと言えますね。

もし被災してしまったら?

日々、しっかりと備えをしていても、自然災害の被害は全く予想がつかないものです。

もしあなたが地震の被害に遭ってしまったら、どう動けば良いのでしょうか。

部屋に食器などが散乱してしまった状態をみると、すぐにでも片付けたい気持ちになりそうですが、まずは被害状況を写真などにしっかり記録として残しておきましょう。

これは地震保険の判定を受ける際に必要で、片付けた後では実際にどれほどの被害があったのか証明するのに時間がかかってしまうためです。

家の復旧に向けて動きたいと考える中で、保険金の支払いが遅れるのは避けたいですよね。

その他にも様々な手続きが必要となるのですが、1日も早く元の生活を取り戻すべく動く中で、誰かにお任せできないかな?と感じる部分も出てきます。

そこで、被災後に必要となる手続きを代行してくれるサービスをいくつかご紹介します。

お家の保険相談 ( 物件被害調査 )

出典:お家の保険相談センター

地震に遭ったら、まずは地震保険の申請を!と思いますよね。

しかし元の生活を取り戻すべく、片付けなど進める中、複雑な手続きの多い地震保険・火災保険の申請って結構大変なのです。

そこであなたに代わって保険会社への申請手続きを行ってくれるのが、お家の保険相談です。

物件の実地調査は無料なので、問い合わせだけでもしてみる価値がありそうですね。

Left Housing

出典 : Left Housing

早速家の修理を始めようとなった時には、今後も安心して住める状態なのか気になりますよね。

そこで家の傾きや地盤沈下も調査したいという場合に便利なのが、こちらのLeft Housingなのです。

1995年の阪神・淡路大震災以降、2018年の北海道胆振東部地震まで、過去の大地震の際にも数多くの家の傾きを見てきた実績ある会社です。

最新レーザーを使っての調査は、素人目には分からない傾きをも明らかにし、今後どのような修理が必要かしっかりと示してくれることでしょう。

やねまる

出典 : 超低価格修理を実現!屋根修理なら『やねまる』

雨どい、屋根の修理やリフォームのことなら「やねまる」にお任せ!

プロの職人が最初から最後までしっかりとサポートし、施工実績は年間1,000件以上にものぼります。

火災保険に詳しい診断士が在籍しているので、なるべく負担額がかからないような提案をしてくれるのが嬉しいポイント◎

まとめ

以上、いざという時のために準備しておきたい地震対策についてまとめしました。

普段からの備えは、万一の大災害の時、あなたの強い味方となってくれます!

特に食事や水分があるということは、余震が続き気の休まらない中でも、あなたやご家族の心を気持ちを少しでも軽くしてくれることでしょう。

今回は家具の固定や食料の準備など、簡単に始められる対策について重点的にご紹介しました。

被災後に後悔しないよう、今すぐにでもできることからしっかりと備えておいて欲しいと思います。

地震対策やろうやろうと思いながら、そのままにしちゃっている方は、これを機にぜひおうちの中を見渡してみはいかがでしょうか。

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