1990年頃よりインターネットの普及が進み、一気にグローバル化が進みました。
その結果、私たちの生活は目まぐるしいスピードで変化することとなったのです。
世界情勢に変化があれば、日常生活にも大きな影響を及ぼします。
特に食料やエネルギーの自給率が低い日本では、輸入価格の変化により家計も大きな影響を受けます。
2022年3月には、ロシアのウクライナ侵攻により原油価格が急騰し、1リットルあたり180円まで上昇したとも報じられ話題となりました。
このように、日本でいつ起こってもハイパーインフレ(物価上昇)に、私たちがすぐにできる具体的な対策をご紹介したいと思います。
ハイパーインフレとは


ハイパーインフレとは、短期間で急激にインフレが進んでしまった状態を言います。
インフレが起こると、物の値段が上がり私たちの生活は苦しくなります。
さらに円安状態となることで、輸入品が高くなったり、海外旅行の金額が高くなるといったデメリットが…
食糧やエネルギー自給率の低い日本では、輸入品の値段が上がることで、ものを作るコストが上がるため、家計を大きく圧迫します。
とはいっても、ハイパーインフレなんてそう簡単に起こるはずがないような気もしますよね。
しかし、大地震などの自然災害が引き金となる可能性も十分にあり、いつ起こってもおかしくない問題なのです。
ネットショップの有効活用方法


食品はもちろん衣料品など生活必需品の購入に便利なのがネットショップですよね。
自宅にいながら膨大な数の商品を見比べることができますし、地方在住の私のように「そもそも売っているお店がない!」なんて場合にも非常に便利です。
しかし、もしハイパーインフレになれば物の値段が上がってしまいますし、買いだめや駆け込み需要で注文が殺到し、商品が購入できなくなる可能性もあります。
そうなる前に対策として、定期購入(サブスク)を活用するのも方法の一つです。
月額料など定額料金を支払うことで、一定のサービスが受けられるサブスクを取り入れておけば、万一の場合にも一定期間モノを手に入れられます。
物流のストップやショップに商品ストックがないなどにより、サイト自体の運営がストップしてしまう可能性もゼロではありません。
それでも、自分でスーパーなどに足を運んで購入するよりは、商品を手に入れやすいのではないでしょうか。
例えば、私たちの生活に欠かすことのできない食品系のサブスクなら……
【食材・ミールキット】
- oisix
- ヨシケイ
- らでぃっしゅぼーや
- ワタミの宅食
- 三ツ星ファーム
【お菓子・パン】
- 森永製菓 天使のお菓子箱
- ロッテ お菓子わくわく定期便
- BASE FOOD
【水】
- アクアクララ
- Cosmo Water
- PREMIUM WATER
このようなサービスがあります。
食品系サブスクは、毎日の料理にかかる時間を短縮できるというメリットもあります。
他にも、農家直送で新鮮だったり、普段手に入らない商品が届いたり、お店で購入するよりもお得に買えたりすることもあるんです。
ハイパーインフレ(物価上昇)への備えとしてだけでなく、毎月のお楽しみになりそうですよね。
どうしても消費期限のある食品は、大量かつ長期ストックが難しいです。
日持ちするものを購入しながらも、日々少しずつ消費していくローリングストックの考えを持つことが重要になってきます。
ローリングストックに関しては記事後半でお話ししていきますが、まずは衣食住に最低限必要なものをリストアップし、必要なものを必要なだけ備える意識を持ちましょう。
ハイパーインフレを乗り越える為の「考え方」「対策方法」


ハイパーインフレに陥ってしまった場合、あるいはその前に私たちには何ができるのでしょうか。
すぐに取り入れられるポイントとして今回は、
の4点を挙げてみました。
世界情勢に目を向ける
ウイルスの流行により、マスクが品薄状態となった2020年春。
フリマアプリを通じて、マスクを高額で販売する転売ヤーの存在が話題となりました。
これに対し、政府が転売規制を設け全国各地で逮捕者も出ました。
転売を行っていた人は、ウイルスが流行し始めたと聞いてすぐに、マスクを大量に購入しておいたそうです。
都内で完売状態となり始めてからも、まだ危機感の薄い地方で購入し、在庫を確保していたという徹底ぶり……
本当に必要な人がいることを考えても、転売ヤーの行いは決して許されるものではありません。
しかしハイパーインフレへの備えとして、世界の情報に目を向け、先見性を持って動くところは見習いたいところです。
世界情勢から自分の生活への影響を想像し、何を備えるべきか考える習慣がつくと良いですね。
生活の中の断捨離を楽しむ
スマホの普及や調理家電の発達などにより、私たちの生活はここ数十年で驚くほど便利になりました。
しかし、ハイパーインフレにより電気代やガス代が跳ね上がる可能性も考えられます。
そこで、便利な生活の中から「強いて言うなら断捨離できそうなもの」を考えておくことも重要な対策です。
例えば、仕事帰りに寄っていたコンビニに行くのを辞めたり、食品のまとめ買いをすることで、今ある食材を使い切る生活を身につけることができます。
他にも、電車やバスによる通勤を自転車に切り替えるというのはいかがでしょう。
節約や運動不足解消、ダイエット効果も得られて一石二鳥ですよ♪
また、家電を使わない生活に慣れる意味で、アウトドアを楽しむのもおすすめです。
ハイパーインフレ対策と聞くと、なんだか気持ちも沈んでしまいそうですが、家族で楽しみながらできることから取り入れられると良いのではないでしょうか。
人との繋がりを見つめ直す
災害時と同様に、ハイパーインフレの際にもご近所さんとの助け合いが重要なポイントとなります。
普段から人付き合いを行うことで、辛い時に食糧を分け合ったり、有益な情報があればシェアしたりすることができます。
地方とは異なり、都市部ではなかなか近所付き合いが推奨されないケースも多いのが現実です。
もちろん犯罪に繋がるような付き合いからは距離を置くべきですが……
何か困ったことがあったときに、助け合える人が近くにいることほど心強いことはありませんね。
法定通貨以外の資金源を持つ
日本国内では「怪しい」「危険」などといわれることも多い仮想通貨。
確かに失敗して大変なことになっているなんて話もよく耳にしますよね。
しかし世界に目を向けてみると、エルサルバドルがビットコインを法定通貨にしたことで話題となったように、法定通貨から仮想通貨に移行の流れが始まりつつあるのも事実なのです。
リスクのあるものなので、すぐに取り入れるのが難しいところですが、もしもに備えて勉強しておいて損はないでしょう。
ローリングストックの重要性


ハイパーインフレへの備えとして、まずは食糧を準備する人も多いと思います。
しかし、備えることに夢中になりすぎて、いつの間にか賞味期限を切らして処分することになるのでは意味がありません。
そこで備蓄の基本として覚えておいてもらいたいのが、ローリングストックの考え方です。
ローリングストックとは、
ローリングストック法は日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法。
この方法なら普段から食べているものが災害時の食卓に並び、安心して食事を採ることができるはずです。
引用元:内閣府「できることから始めよう!防災対策 第3回‐内閣府防災情報のページ」
フリーズドライ味噌汁や、缶詰、水などといった備蓄品は、普段の食事でもプラス一品として活用できます。
非常食の味に慣れるという意味でも有効だと言えますね。
食べるだけ食べて補充を忘れそうな方は、最初にお話ししたサブスクを利用して、定期的に購入しちゃいましょう!
買い忘れが防げるだけでなく、自宅まで届けてもらえるので重たいものを持ち運ぶ必要もありません。
大きい荷物を抱えての買い物が難しい、小さなお子さまのいるご家庭での活用にもおすすめです。





まとめ
以上、ハイパーインフレの要因と、身近でできる具体的な対策についてご紹介しました。
なかなかすぐに全てを実行するのは難しいかもしれません。
私の考えとしては、ライフスタイルに合ったものから少しずつ取り入れていければ良いかなと思います。
ハイパーインフレへの対策は、自然災害への備えにも繋がります。
決して無駄にはなりませんので、ぜひ挑戦できそうなところから、はじめてみてはいかがでしょうか。
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