毎年春先に風邪が流行り出しますが、今年も例外なく街中や会社でもマスクをしている人が多く見受けられます。
風邪はひきたくありませんが、
そうなってしまった時の対処法、皆さんはどうされていますか?

「薬局で売られている総合感冒薬で治す」と思っている方、多くいるのではないでしょうか。
しかし、総合感冒薬で風邪が治る訳ではありません。
それはなぜか?
総合感冒薬とは「対症療法」であって、ウイルスや細菌を退治するモノではありません。
風邪の原因はアデノウイルス、コクサッキーウイルス、そしてインフルエンザウイルスといったウイルス性である事が多いと言われています。
病気の原因が細菌であれば増殖を妨げる抗生物質で対処できますが、ウイルスに対しては効果がありません。

ウイルスの退治には、身体を温めて免疫力をアップする事。
ウイルスが体内深くに侵入し脳の体温の調整機能が発熱を促す前に、いちはやくウイルスを撃退すること、これが一番の治療法です。
ですので、総合感冒薬は風邪を治す為に服用すると言う考え方は正しくありません。
総合感冒薬の役割は、経過中に多少症状が軽減して楽になり、体力の回復に役立つというものです。風邪薬を飲んでも、飲まなくても治るまでの期間は変わらないのです。
では、総合感冒薬の効果的な使用法は?
風邪の引きはじめに服用するという事ですね。
それと合わせて、体力の回復に努める事・睡眠をしっかりとる事・体温を下げない事・体に良い食事をとる事。などをするのが良いでしょう。
薬はあくまでも緩和剤である事をお忘れなく。
今も昔も言う事は変わりませんが、
まずは風邪をひかないよう早めの対処を行うと言う事が大切です。
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