外出時の防災対策。手荷物・バッグに携帯できる防災グッズリスト

アイテム

全国各地で地震が多発しています。

南海トラフ地震、首都直下地震など緊迫した状態が長年続いており、いつどこで大災害になるか分からない状況です。

いつくるか分からない大災害に備えて、防災バッグや家具の固定など、個々でできる防災対策を取られている方も多いのではないでしょうか。

しかし、もし仕事など外出時に被災したら……?

残念ながら、災害が起こるのは必ずしも安全な場所や時間帯だとは限りません。

さらに真夏や真冬など、命の危険が高まる時期に発生する可能性だって十分にあります。

エレベーターの中、火災発生リスクの高い場所、見知らぬ土地などで災害に遭遇してしまった場合、家にいくら備蓄をしていても意味がないですよね。

そんな場合に備えて、こちらのページでは手荷物に常備しておきたいアイテムをまとめます。

外出時の防災対策 命を助ける必須アイテム

まず初めに、命を助ける必須アイテムとして、出来る限り常備しておいてほしいものをご紹介します。

今回ご紹介するのは、以下の8点です。

いずれのアイテムも命を助ける必須アイテムではありますが、全て持ち歩くのが難しいという方もいらっしゃると思います。

その場合には、より優先順位の高いものを選択して持ち運ぶようにしましょう。

  1. 水分
  2. エナジーバー
  3. 粉塵対策マスク
  4. 大きめの透明ポリ袋
  5. モバイルバッテリー
  6. ホイッスル
  7. 携帯トイレ
  8. 医薬品類

水分

大人一人が1日に補給する水分量は2.5Lと言われています。

大災害時に水道などライフラインが止まった場合、お風呂は我慢できても飲み水は絶対必要です。

特に夏場ともなれば、熱中症にも気をつけなければなりません。

災害時でなくとも、普通に生活しているだけでも熱中症リスクが高いのに、飲料水が無いとなると命が危険に晒されます。

さらに、被災場所が電車やエレベーターなどの中だった場合には、長時間閉じ込められたままになる可能性も考えられるため、飲料水は必ず持っていたいアイテムです。

500mlの災害用備蓄水があれば、万一の際にも安心です。

持ち運びを考えれば、こういったコンパクトなサイズの飲料水があると良いですね。

生体ミネラル 希望の命水 2L
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エナジーバー

栄養価が高く、非常食代わりになるエナジーバーも欠かすことはできません。

比較的日持ちもするので、頻繁に買い換える必要もありません。

ちょっと小腹が空いた時にも活躍するので、数本持っていて損はないでしょう。

普段から食べていれば、どんな味かも分かっているため、味に慣れず苦労する心配もありません。

楽天市場ではお得な詰め合わせも販売しています。

自分の好きな味を注文できるのも嬉しいポイント◎

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粉塵対策マスク

地震発生時に注意したいのが、建物の倒壊などで舞い上がった粉塵による健康被害です。

散乱した街の中を歩かなければならない時はもちろん、復旧に向けた片付けの際にも粉塵対策マスクがあると便利です。

世界各国の性能認定を受けたKN95マスクは、有害ウイルスカット率96%以上の優れものです。

個別包装のため、持ち運びにも便利です。

大きめの透明ポリ袋

地震発生後、火災に巻き込まれてしまった際の脱出用として、大きめの透明ポリ袋も備えておきましょう。

使い方は非常に簡単で、空気を入れ膨らませたポリ袋をかぶって逃げるだけです。

脱出時には煙を避けるため、ハンカチなどで口や鼻を覆って低い姿勢で逃げるなどと言われていますが、こちらの方法を用いればそのままの姿勢で動くことができます。

私自身、本当にそんな方法で逃げられるの?と信じがたかったのですが、警視庁警備部災害対策課のツイッターでも紹介されていました♪

モバイルバッテリー

身近な人との連絡ツールとして、災害時に限らず私たちの生活に欠かすことのできないスマートフォン。

SNSでは避難情報や物資の配布情報なども配信されるため、充電が切れるのは避けたいですよね。

そこでモバイルバッテリーは、必須中の必須アイテムです。

一般的に販売されているモバイルバッテリーは、最低でもスマホ2〜3回の充電に対応しています。

出先から帰宅するまでの間であれば、なんとか充電切れを回避することができるでしょう。

しかし、もし停電でもしていれば、もっと長い間モバイルバッテリーに頼ることになるかもしれません。

その際には、機内モードや省電力モードをうまく活用して、電池の消費を抑えることをお忘れなく。

コンパクトでスタイリッシュなデザインのモバイルバッテリー。

コンパクトなデザインで、持ち運びに便利なのも魅力です。

ホイッスル

地震に限らず災害時の人命救助において、生存率が大きく下がると言われているのが、災害発生から72時間です。

72時間の壁と呼ばれており、ニュースなどで耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

もし建物が倒壊して閉じ込められたり、扉が開かなくなって建物から出られなくなった場合、なんとかして助けを呼びたいところです。

しかし人間の声には届く距離にも限界がありますし、負傷しているならば体力の消耗はなるべく減らしたいものです。

そこで、小さくてバッグのポケットに入れておけるホイッスルは、常に携帯しておきたいアイテムです。

画像引用元:楽天市場

人間の耳に最も聞こえやすい音を、同時に2種類出せる優れもの。

小さな息でも大きな音が出せるため、お子さまにも持たせておきたいアイテムです。

携帯トイレ

先ほど水のところでも触れましたが、電車やエレベーターなどに閉じ込められてしまった場合、トイレに行くこともできません。

もし安全な場所にいても、ライフラインがストップしていれば水を流すこともできません。

さらに、避難所生活が始まっても、トイレは常に長蛇の列になることが考えられます。

また夜遅くだと、特に女性の場合には何かしら事件に巻き込まれる可能性も考えられるため、トイレへ行けない場合もあるでしょう。

そこで携帯トイレは必ず持っておきたいアイテムです。

自宅での備えとして、トイレは1人あたり1日5回、1週間分の備えが必要と言われています。

しかし今回は外出時の備えですので、緊急用として数個持っていれば安心です。

医薬品類

持病のある方は、いつも飲んでいるお薬をプラス1日分持ち歩いておくと安心です。

また普段コンタクトを使用している方は、粉塵対策としてメガネがあると良いでしょう。

コンタクトの場合、洗浄の手間もかかりますし、洗浄液とコンタクトケースも持ち歩く必要があるため、被災時にはメガネの方が使い勝手の面でも便利です。

外出時の防災対策 あると助かる便利アイテム

次にご紹介するのが、あると助かる便利アイテム。

こちらはライフスタイルなどを考慮して、個々で必要そうなものを絞っていきましょう。

あると助かる便利アイテムとしてご紹介するのは、以下の10点です。

  1. ヘッドライト
  2. ウェットティッシュ
  3. 布ガムテープ
  4. 油性マジック
  5. トイレットペーパー
  6. 手ぬぐい
  7. ビニール袋
  8. ハサミ
  9. アルミシート
  10. 現金・小銭

ヘッドライト

災害の影響で停電になってしまった場合、ライトの存在は必要不可欠です。

スマホにもライトが搭載されているため、わざわざ別で準備する必要もないように思えますよね。

しかしスマートフォンでライトを使用すると、電池の消耗が大きいのです。

先ほどもお話しした通り、情報収集や連絡ツールとして欠かすことのできないスマートフォンですので、なるべく無駄な電池消費は避けたいところ。

そこで活躍するのがヘッドライトです。

一般的な手に持つタイプのライトと異なり、両手が開くため何かと作業がしやすいといった特徴があります。

余震が起こっても両手が開いていれば、転倒リスクを軽減できますし、救助に参加することもできるヘッドライトは、持っていて損はありません。

使用する場所やタイミングを考えると、明るさや照らす位置が調整できるものがあると便利です。

点灯させることにより、周囲にSOSを知らせられるタイプもあります。

ウェットティッシュ

食事前に手をきれいにしたり、お風呂に入れない場合身体を拭いたりする際に活躍するのが、ウェットティッシュです。

しかしウェットティッシュと言っても種類が非常に豊富で、全て持ち歩くのは難しいというのが正直なところ……

そこであると便利なのが、赤ちゃんのおしりふきなんです。

除菌はもちろん、身体をさっぱりしてくれるため、一つ持っていると何かと使えます。

中には、トイレに流せるタイプのものもあり、こちらもおすすめです。

何度も擦らずとも汚れの落とせるおしりふきは、肌にも優しいのが特徴です。

少量のコンパクトなデザインなので、荷物になることなく持ち運べます。

布ガムテープ

布ガムテープなんて何に使えるの?と思われるかもしれません。

しかし実は意外にも万能なんですよ♪

例えば子供の迷子対策として名札代わりに使ったり、怪我の応急処置にも活躍します。

他にも、余震に備えて窓ガラスの飛散対策にも活用できますね。

ただし、一個丸々持ち歩くのは、かさばる上に重たいです。

そこで必要そうな分だけ切り取って、丸めて持ち歩く方法をおすすめします。

油性マジック

布ガムテープと併せて持っておきたいのが、油性マジックです。

油性マジックがあれば、ガムテープに伝言を残すこともできます。

また、避難所での暮らしが始まると、何かとメモする機会も多くなります。

その際メモが取れるよう、このような筆記具の準備があると安心です。

トイレットペーパー

好きな長さに切り取って使える上に、水に流せるためあると便利なトイレットペーパーですが、なんだか持ち運びには不向きそうですよね。

そこでおすすめなのが、必要な分だけ残したトイレットペーパーの芯を抜き、潰した状態で保存用袋に入れて持ち運ぶ方法です。

元々丸まった形をしているため、こうすることで非常にコンパクトになり、バッグの中に入れておいてもかさばりません。

手ぬぐい

もし出先で災害が発生して、怪我をしてしまった時には、手ぬぐいがあると便利です。

止血はもちろん捻挫や骨折の応急処置としても使えます。

普段持ち歩いているハンドタオルでは、このような応急処置を施すことができませんよね。

薄手でかさばらないので、一つ持っておいて損はありません。

手ぬぐいといえば、古風なアイテムというイメージもありませんか?

実はいろいろなデザインがあって、非常にオシャレなんです。

一つ購入すると、ついついコレクションしたくなっちゃいそうですね。

ビニール袋

先ほど、必須アイテムの中で大きめの透明ポリ袋をご紹介しました。

今回ご紹介する、ビニール袋はまた少し違った使い方をするためのものです。

例えば、小さめなビニール袋を持っていれば、誰かの傷を応急処置する場合にも衛生的に行えます

さらに赤ちゃんのおむつ処理用のビニール袋と、ダンボールと組み合わせれば、簡易トイレを作ることも可能です。

子育て中のマストアイテムともいえる「おむつが臭わない袋」

私も実際に使ったことがありますが、本当に不思議なほど臭いを抑えられますよ♪

ハサミ

持っていると何かと重宝しそうなハサミですが、バッグに常備しておくには不便です。

凶器になりうるという観点でも、持ち運びは推奨できません。

そこでどうしてもハサミが必要だと思う方には、携帯用ハサミがおすすめです。

折り畳みができコンパクトかつ軽量でありながら、薄手の布くらいであれば十分に切れるほどの能力を備えています。

先ほどご紹介した手ぬぐいの長さ調整にも使えそうですね。

コンパクトさが魅力の携帯ハサミですが、小さすぎて無くしてしまうのが心配な方のために、紐を通せる穴が設けられています。

こうしたちょっとした心遣いが嬉しいですよね。

アルミシート

特に冬場に持っておきたいのが、最強の防寒グッズであるアルミシートです。

その他にもカッパ代わりだったり、飲み物の保温グッズとしても活用できます。

もちろん夏場には、日除けとして使えますよ◎

これだけ用途が広い万能防災アイテムですが、100円ショップで簡単に手に入れられます。

携帯トイレと併せて購入しておきたいところです。

何かと便利なアルミシートですが、シャカシャカ音がするのが苦手な方にはこちらがおすすめ◎

ちょっとした音に対する気遣いも、周囲とのトラブルを避けながら、安全に身を守ることに繋がります。

現金・小銭

防災バッグに小銭というのは、基本中の基本ですよね。

現金を使用する場面としては、公衆電話やコインロッカー利用時が考えられます。

スマホや携帯電話の電波が混雑し、電話が繋がりにくくなった場合にも、公衆電話なら比較的つながりやすいためです。

しかし小銭をたくさん持ち歩くのは、結構重たいもの……

そこでテレホンカードや、オフラインでも使用できる電子マネーを代替品として持っておいても良いでしょう。

なお、スマホの電池切れで公衆電話を使う場合に備えて、連絡を取りたい人の電話番号のメモも忘れずに準備しておきたいものです。

外出時の防災対策 あってもいいアイテム

最後にご紹介するのが、あってもいいです。

以下では10点のアイテムをご紹介しますが、こちらは必要に応じて持つくらいの考えで良いかと思います。

  1. ID情報
  2. 折り畳みヘルメット
  3. 金属インソール
  4. 軍手
  5. カイロ
  6. 歯ブラシ/歯磨きシート
  7. 安全ピン
  8. 携帯ラジオ
  9. ヘアゴム
  10. ファーストエイドパッド

ID情報

あってもいいアイテムとして初めにご紹介するのが、保険証のコピーや、身内の連絡先や住所、血液型などを書き記したカードです。

このカードがあることで、自分にもしものことがあっても、身内の連絡などスピーディーに対応してもらえる可能性が高まります。

しかし、個人情報がいくつも記されたカードですので、紛失には十分に気を付けたいところです。

折り畳みヘルメット

災害時に大切な頭を守るため、ヘルメットの備えが推奨されています。

しかし、さすがにお出かけ先にまでヘルメットは持っていけないですよね。

そこでおすすめなのが、折り畳みヘルメットです。

こちらの「フラットメット2」という商品は、業界最薄3.3cmを実現したコンパクト設計。

閉じたときのサイズがW355×H203×D33mmととてもコンパクトに収納することができます。

国家検定合格品で飛来や落下物用にも安心の造りとなっています。また、楽天では防災グッズ大賞受賞と信頼あるヘルメットです。

ちなみに子どもとしてフラットメットキッズも販売されています。携帯用とは言っても、命を守る防災品ですのでシッカリしたものを選びたいものですよね。

金属インソール

電車やバスが止まり徒歩で移動しなければならなくなった場合に備えるなら、金属インソールがおすすめです。

釘などが落ちている工場現場で使われることの多い金属インソールですが、ガラスが散乱する中を歩くとなると非常に重宝してくれることでしょう。

こちらの金属インソールは、釘・廃材・ガラスなどから足裏を守ってくれる強度のあるアイテムです。

繊維生地で歩きやすさも損なわないよう作られているのが特徴です。

軍手

瓦礫を片付けたりなど何か作業をするかもしれないという方は、軍手があると便利です。

大地震後には色々なものが散乱し、いつ怪我をしてもおかしくない状況です。

医療機関の混乱を思えば、怪我をしないに越したことはありません。

自らできる安全策は、積極的に講じたいですね。

カイロ

カイロは冬時期に重宝する防災グッズです。

いつどこで起きるか分からない地震だからこそ、季節に応じたアイテムを入れておきたいですね。

私自身、防災バッグを作ったきり放置してしまいがちなのですが、季節の変化を意識して、年に2回は見直したいものです。

また、スマホの充電機能も兼ね備えた、充電式のカイロも販売されています。

繰り返し使えるというメリットもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

歯ブラシ/歯磨きシート

基本的なエチケットとしてだけでなく、災害発生後の粉塵を吸い込んでしまった口を清潔に保つため、歯ブラシや歯磨きシートも準備しておきたいアイテムです。

歯磨きシートは、うがい無しでも使用可能です。

ミント風味のものを選べば、スッキリ感も十分に味わうことができます♪

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安全ピン

布をつなぎとめることができる安全ピンは、洗濯の際に洗濯バサミの代わりとして使えます。

その他、貴重な水を節約しながら使うため、ペットボトルやキャップに穴を開ける際にも活用できるなど、意外にも万能なアイテムです。

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携帯ラジオ

スマホでもラジオアプリを入れれば、ラジオを聴くことはできます。

しかし、電池節約の観点からラジオも一つ持っておきたいところです。

ラジオなんて、持ち運ぶには重すぎる!というイメージがありますよね。

しかしこちらのポケットラジオは、非常に軽量で持ち運びにも便利なんです。
しかもLEDライト・SOSサイレン搭載と防災には欠かせない装備も備わっています。
充電方法は乾電池は勿論、USB充電、ソーラー充電、更には手回し充電も可能。
充電方法が多い事でどんな状況でも利用できるということは安心感に繋がります。

これなら一つ持っておいても良いかもと思えてきますよね。

ヘアゴム

長期間お風呂に入れない可能性に備えて、髪の毛の長い方はヘアゴムを準備しておきましょう。

また、腕など出血した際にバンド代わりにする事もできます。

ファーストエイドパッド

最後にご紹介するのが、止血パッドです。

衛生面や緊急性を考えたときに、一枚でも備えていれば安心なアイテムです。

緊急時に、近くにいる人が一刻も早く止血処置を施せるよう、使いやすさに特化した止血用パッドです。

直接手で圧迫しても、テープや包帯で固定しても、早急に止血することができます。

:あんしんの殿堂防災館"]

まとめ

以上、外出時の防災対策についてご紹介しました。

自分に必要かどうか取捨選択するのは難しい部分もあると思います。

しかし、いざという時に困らないよう、準備しておくことはとても重要です。

特に大災害時には、ライフラインがストップしたりとパニック状態になることも予想されます。

自分の身は自分で守るために、今から十分な備えをしておきましょう。

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