取り込んだものを忠実に再現してくれる3Dプリンター。
登場と共に大きな反響を呼びましたよね。
なんと、百貨店の高島屋が2023年1月2日の初売りで、3Dプリンターで作った家を販売するという驚きの発表をしています。
今後もますますの発展が期待できる3Dプリンターですが、実は家庭でも手軽に使えるって知っていますか?
こちらのページでは10万円以内で買える3Dプリンターと活用法についてご紹介します。
3Dプリンターとは?
そもそも3Dプリンターとは、どんな機械なのでしょう。
デジタル機器を取り扱うRICOHによると、以下のように説明しています。
3Dプリンターとは3DCADの設計データ(STLデータ)をもとにして、スライスされた2次元の層を1枚ずつ積み重ねていくことによって、立体モデルを製作する機械のことを指します。
引用元:RICOH「3Dプリンターとは? 種類や効果を徹底解説」
3Dプリンターはデータ化されたものを見事なまでに再現してくれるので、プレゼンで使用する見本や試作品、さらには実際の商品までも短期間で作り上げることができます。
企業としては商品化までの時間の短縮や、開発にかかるコストの削減といったメリットがあります。
今後、さらに技術が進歩して使用できる素材が増えれば、もっと使い道が広がることでしょう。
実際に面白いところでは、家や培養肉への活用が進んでいます。
私のような素人からすると「どういうこと!?」と理解が追いつかないのですが……
これから先、こういった技術が世界を大きく変えていくのかもしれませんね。
10年後には、3Dプリンターで作ったものが家庭に溢れている可能性も十分に考えられます。
家や培養肉と聞くと、3Dプリンターを家庭で使用するイメージを持てないかもしれません。
しかしもっと身近な活用方法もあるんですよ。
例えば、家庭で使用する以下のようなものを作るのに役立ちます。
家庭で利用されている方の中には、子供の考えたおもちゃを形にしているなんて素敵な使い方をされている方もいました。
他にもすでに廃盤となっている家電の電池の蓋などを作っていたり、あれば何かと便利な小物を製作していたりと様々でした。
ただ、みなさんとても楽しんで使っている印象を受けました。
こちらに、3Dプリンターでフィギュアを製作した方のYouTubeを掲載していますので、ぜひ製作過程などチェックしてみてくださいね。
10万円以内で買えるおすすめの3Dプリンター7選!
小さなお子さまとのコミュニケーションや趣味活にも使える3Dプリンター。
ぜひ家庭で使ってみたいですよね。
近未来な機械というだけあって高いイメージがしますが、実は10万円以内で購入できるものもあるんです!
そこで、ここからは10万円以内で買えるおすすめの3Dプリンターをご紹介していきます。
【楽天ランキング第1位受賞】Creality Ender-3 S1 3Dプリンター

楽天ランキング第1位受賞のEnder。
中でもEnder-3 S1は2021年度に発表された最新作です。
PLA、PETG、PEEK、ABS、ASA、TPUといった素材との相性が良いため、スマホケースやフィギュアを作るのにもぴったりです◎
Z軸を補正する機能も搭載しているため、初心者でも比較的使いやすい3Dプリンターです。
なんと組み立てから印刷まで30分でできたとの口コミもあるほどです。
コンパクトで保管場所にも困らないサイズ感なので、はじめての3Dプリンターをお探しの方におすすめです。
サイズ | 印刷サイズ:220*220*270mm 本体サイズ:487*453*622mm | 印刷方式 | FDM(Fused Deposition Modeling「熱溶解積層法」) |
重量 | 本体重量:9.1kg カートン含む総重量:11.2kg | データ転送方法 | SD カード/Type-C USB ケーブル |
対応素材 | PLA/TPU/PETG/ASA | 電源 | 115/230V 50/60Hz 4.5/2.5A 24v 350w |
【日本国内トップシェア】3Dプリンター ダヴィンチnanoホワイト

ダヴィンチnanoホワイトは、家庭用3Dプリンターとして日本国内トップシェアを誇る3Dプリンターです。
人気の理由は、お子さまでも使えるという簡単設計にあります。
完成した状態で届くので組み立ての必要もなく、すぐに製作に取り掛かることができます。
機械の取り扱いが苦手という方にも安心ですね。
セットアップを行い、パソコンで作ったデータをUSBケーブルを使って転送するだけで印刷がスタートします。
印刷中には完全密閉状態となるので、安心安全に利用できるのも嬉しいポイント◎
親子のコミュニケーションの一つとして、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
サイズ | 378 x 280 x 355 mm | 印刷方法 | 熱溶解樹脂積層方式(Fused Filament Fabrication) |
重量 | 4.7 kg | データ転送方法 | USB 2.0ケーブル |
対応素材 | PLA / PETG / タフPLA | 電源 | 100V ~ 240V 12V/60W |

【楽天デイリーランキング第1位受賞】Creality Ender-3 S1 Pro

先ほどCreality Ender-3 S1をご紹介しました。
それよりもう少しレベルの高い3Dプリンターを使ってみたいという方におすすめなのが、Creality Ender-3 S1 Proです。
こちらも2022年に販売をスタートさせた最新作ですが、最高ノズル温度が300℃とCreality Ender-3 S1の260℃よりも高く、Creality Ender-3 S1に比べてより多くの素材に対応しています。
使える素材が増えれば、より希望に添ったアイテムの製作が可能ですね。
また、スクリーンがタッチスクリーンにアップグレードされており、もっと扱いやすくなっています。
もちろん、完成品の取り外しのしやすさや、より精密にデータを再現するための精密デュアルZ軸といった機能は、Creality Ender-3 S1と同様です。
2台目の3Dプリンターをお探しの方や、もっといろいろな素材での製作を楽しみたいなど目的に応じて、Creality Ender-3 S1ではなくProを選ぶのも一つの手ですね。
サイズ | 印刷サイズ:220*220*270mm 本体サイズ:490*455*625mm | 印刷方法 | FDM(Fused Deposition Modeling「熱溶解積層法」) |
重量 | 8.6kg | データ転送方法 | Type-C USB/SDカード |
対応素材 | PLA/ABS/Wood/TPU/PETG/PA | 電源 | 100-120V,220-240V,50/60Hz,350w/24v |
EasyThreed 3Dプリンター mini

ここまで重厚感のある3Dプリンターをご紹介してきましたが、こんなポップなデザインのものも、10万円以下で購入できます。
コンパクトなサイズで、重さもわずか1.3kgと軽いので持ち運びにも便利です。
ちょっとした学習の一つとして、家族で何か製作に挑戦してみるのも面白いかもしれませんね。
プログラミング教育が注目されていますが、3Dプリンターを使用する際には創造力が鍛えられるので、考える力を伸ばすきっかけにもなるでしょう。
対応フィラメントはPLAのみなので、何から何まで作り出すことは難しいですが、夏休みの自由研究などにも活用できること間違いなし♪
サイズ | 235×175×270cm | 印刷方法 | 熱溶解積層方式(FDM) |
重量 | 1kg | データ転送方法 | TF-Card/USB |
対応素材 | PLA | 電源 | 100-240V、50/60Hz、12V、30W |
ELEGOO SATURN S

Saturn S 3Dプリンターは、1層あたりの印刷時間が2秒から3秒と高速で印刷できるのが特徴です。
さらにプリントを行う場所が広く設けられているため、複数の小さな3Dモデルを一度にプリントすることも可能です。
もちろん大きめの作品作りにも活用できます♪
Z軸にダブルリニアガイドウェイ衝撃吸収ユニットを採用することで、0.00125mmの精度での安定移動を実現。
層のズレを最小限に抑え、作成したデータ通りのプリントを行います。
サイズ | 28cm (長さ) * 24cm (幅) * 44.6cm (高さ) | 印刷方法 | ー |
重量 | 11kg | データ転送方法 | USB |
対応素材 | ー | 電源 | 110-240V 50/60Hz 24V4A 96W |

ダヴィンチmini w ホワイト 3FM3WXJP00H

ダヴィンチmini wは、データを読み込ませて印刷ボタンを押すだけという簡単操作が特徴です。
取り扱いが簡単なので、3Dプリンター初心者でも扱いやすいアイテムの一つです。
先ほどご紹介したダヴィンチnanoと、大きく性能は変わりません。
ただダヴィンチminiWは、WiFiに接続することが可能です。
WiFi接続環境にあれば家のどこからでもプリントを行える手軽さが魅力です。
さらに、印刷中にはワイヤレスで印刷状況をチェックすることもできるので、持ち運びの手間が省けて管理がしやすいのが嬉しいポイント◎
サイズ | 幅 390 × 奥行 335 × 高さ 360 mm | 印刷方法 | 熱溶解樹脂積層方式(Fused Filament Fabrication) |
重量 | 7kg | データ転送方法 | USB 2.0ケーブル/WiFi 802.11 b/g/n |
対応素材 | PLA/抗菌性PLA/PETG/タフPLA | 電源 | 100 V~240 V 24 V/60 W |

QIDI TECH X-maker

QIDI TECH X-makerはコスパの良さが売りの3Dプリンター。
すぐに使用できる状況で届くので、面倒な組み立ての必要はありません。
本体に搭載されている3.5インチ カラーLCDタッチパネルでは、操作だけでなく印刷前に出力内容を確認することもできます。
3Dプリンターを使用する際、データ作成で疲れきってしまう場合も多いので、操作がしやすいのが嬉しいですね。
実際に使用した方の口コミを調査してみましたが、使い勝手が良いと評判の高い印象を受けます。
少しサイズが大きく重量があるので持ち運びには不向きですが、対応素材もABS/ PLA/TPU/PETGと幅広いため、アクセサリーや便利グッズなど様々な用途に活用できます。
サイズ | 45 x 38 x 38 cm | 印刷方法 | FFF/FDM |
重量 | 約23kg | データ転送方法 | 有線LAN/WiFi/USBディスク (スタンドアロンでの出力可能) |
対応素材 | ABS/ PLA/TPU/PETG | 電源 | AC 100V-240V |
まとめ
以上、3Dプリンターの凄さと家庭向け商品についてご紹介しました。
今後ますますの発展が期待される3Dプリンター。
まずは10万円以内で購入できるものから、趣味などに活用してみてはいかがでしょうか。
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